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    <title>地球のかけら</title>
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    <updated>2010-09-01T00:12:50Z</updated>
    <subtitle>人気ＢＬＯＧ〜石の魅力と宝石採集の旅〜辰尾良二・くみ子</subtitle>
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    <title>【第67回】夏休みの採集</title>
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    <published>2010-08-28T06:07:59Z</published>
    <updated>2010-09-01T00:12:50Z</updated>

    <summary>８月が終わってしまいました。８月が終わると夏が終わる感じがして少しさみしいです。...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
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        <![CDATA[<p>８月が終わってしまいました。<br /><br />８月が終わると夏が終わる感じがして少しさみしいです。<br />もちろん普段働いている人からすれば、暑いだけの８月なんて、とっとと終わって<br />早く涼しくなってくれという気持ちなのですが、それでも切なさを感じるのは<br />幼い頃より刷り込まれてきた夏休みの記憶のせいなのでしょうか。</p><p><br />さて、この夏はカミさんのヒザが治ったこともあって、行ってきました鉱物採集。<br /><br />お盆に富山県へ里帰りするついでに３か所まわってきました。<br />ひとつは長野県長和町のガーネット。あとの２か所は岐阜県中津川市の水晶とトパーズ。<br />って、けっきょくいつも行っているところなんですけどね。<br />&nbsp;</p><p>でもですね。夏に行ける産地って意外と限られるんですよ。<br /><br /><br />なぜかというと場所によってはアブの攻撃がハンパないからなんです。<br />その点、この３か所の産地はなぜかアブがいない。<br />安心して採集できる数少ない産地のうちのひとつなのです。<br /><br />しかも今回は今までにない収穫がありました。<br />どの産地でも十分満足できる石を見つけることができたのです。</p><p><br />まず最初に行ったのは長野県。諏訪湖からほど近い長和町のとある峠。<br />この産地は採集禁止になっているところがほとんどなのだけれど、<br />たまたま運良く地主の方と知り合いになり厚意で採集させてもらっている。</p><p>ここで採れるガーネットはマンガンとアルミニウムを主成分とした<br />スペサルティン（満礬石榴石：まんばんざくろいし）。<br /><br />第２３回ガーネット２でも少し紹介している真っ黒いガーネット。<br /><br />本来ならばオレンジ色のキレイな発色をするスペサルティンなんだけれど、<br />ここのは発色原因のマンガンが多すぎて赤を通り越して真っ黒になってしまっている。</p><p><br />ただ黒いだけならつまらないガーネットなんだけれど、ここのスペサルティンは<br />その黒さっぷりが見事な上、３６面体のその結晶面がまるでカット研磨したかのように<br />シャープでなめらか。確実に見ている自分の顔が映り込んでしまうくらい。<br />それがここのスペサルティン最大の魅力だ。</p><p><br />いやー、ここの採集はつらかった。<br /><br /><br />標高１５００メートルのこの場所はアブも蚊も何もいないかわりに水の冷たいこと。<br />歩幅くらいの小川の川底をシャベルですくいフルイがけして探すんだけど、<br />小川に手を入れることができない。ホンの数秒で手がズキズキ痛くなってくる。<br /><br />それでもガンバってフルイがけをしていると、出ましたよ。今まで採った中で最高の逸品が。</p><p><br />実はここのスペサルティンは非常にキレイな結晶面とは裏腹に、<br />それがなぜか半分しかないものがほとんど。<br /><br />うわー、キレイだなーっと思っても、裏返すと結晶面自体が崩れていてボロボロ。<br />それがここのスペサルティン最大の難点。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="67s17a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67s17a.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="67s18a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67s18a.jpg" /></p><p>私たちもこれまで写真のような半分だけのものしか見つけたことがなかった。</p><p>ところがついに出たんです、完全体が。<br />ほんのちょっとのキズはあるけれど、結晶面はほぼ完全に残っている。これなら完全体といっていいだろう。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="67s09a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67s09a.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="67s15a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67s15a.jpg" /></p><p>しかも大きさは９.５ミリもある。本当は１０ミリの大台に乗ってほしかったけれど、<br />四捨五入で１０ミリってことにしておこう。</p><p><br />翌日、岐阜県中津川市ちんの峠。<br />今までさんざん南洋美人とか煙水晶を採りに通ったところ。<br />このコラムでも何度も紹介しているから、またかって思われているかもしれないね。<br />でもこの産地、行けば必ず何かしらの成果があるから大好きなんだ。</p><p><br />この産地には３つのズリがある。<br /><br />ズリとは簡単にいうと目的の鉱物がとれる場所のこと。<br />多くの場合、鉱山が稼働していたときに目的の鉱物を取り除いた残りの土砂でできている。<br />例えば銅鉱山なら銅鉱石以外は水晶だろうが何だろうが銅に関係ないということで、破棄されてしまう。<br />だからズリにはそのとき掘り出された鉱物がそのまま残されているのだ。</p><p>私たちはこれまでそのうちのひとつのズリでほとんど採集していたが、<br />今回は別のズリで探してみることにした。<br />ズリが変わると同じ産地でも水晶のタイプが違ってくるから不思議だ。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="67c01a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67c01a.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="67c04a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67c04a.jpg" /></p><p>写真は採集した水晶。<br />これまでガンバって採集していた南洋美人はひとつもない。</p><p>この産地は水がないからフルイがけができない。<br />片手で持てる小型のツルハシで表面をカリカリしているだけ。<br />それでもこれだけ見つかるのだから、この産地は何度行っても景気がいい。</p><p><br />そして今回の一番。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="67c09a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67c09a.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="67c16a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67c16a.jpg" /></p><p>ダブルポイント（両錐：りょうすい）。<br />なかなか大きい。<br />これだけ立派なダブルポイントはなかなか見つけられないと自分では満足しているんだ。<br />　</p><p>ちんの峠での採集は昼までで終了。その足でトパーズ採集に向かう。<br />トパーズを探すのはちんの峠の近くを流れる川。いつも行っている川とはちょっと別の川に行ってみた。<br />トパーズの探し方は長野県のスペサルティンと同じ。川底の砂をフルイがけするだけ。<br /><br />しかし、ちょっと違うところがある。それは川のどこでもいいというわけではなく、<br />トパーズのたまるポイントがあるということ。<br />その場所を見つけられなければいくら探してもトパーズは１個も出てこない。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="67t01a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67t01a.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="67t04a.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/67t04a.jpg" /></p><p>そこで採れたトパーズ。<br />小さめだけれど、ぜんぶで２７９個。<br />これだけ採れれば文句ナシ。</p><p>というわけで、とっても充実したお盆休みだったのですが、その後の富山県はずっと雨。<br />あいかわらず鉱物採集の時だけはお天気運のいい私たちでした。</p><p>&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第66回】水晶峠</title>
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    <published>2010-08-01T09:02:30Z</published>
    <updated>2010-08-01T02:03:19Z</updated>

    <summary>ついに、ついにカミさんの足が治った。先日、友だちと横浜へ買い物に行ってかなり長距...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>ついに、ついにカミさんの足が治った。<br />先日、友だちと横浜へ買い物に行ってかなり長距離を歩いたらしいんだけど、<br />ぜんぜんヒザが痛くならなかったそうだ。<br /><br />だから治ったということらしい。<br /><br />もちろん自己申告で本当は治っていない可能性もあるけれど、<br />本人が治ったといっているのだから治ったということにしておこう。</p><p>治ったのならば行かなければならない。そう、行こうではないか鉱物採集へ。</p><p><br />関東近郊で最も人気のある産地。<br /><br />そこへ行きたい。<br />そしてひとつの産地に的を絞った。<br /><br />その名前は「水晶峠」。<br /><br />山梨県と長野県の県境近くの山梨県側。<br />金峰山（きんぷざん）登山道の途中に水晶峠がある。<br />この産地は前々からぜひ行ってみたいと思っていたところ。<br />多くの採集仲間がここで素晴らしい水晶をたくさん見つけている。<br /><br />基本的には非常に透明度の高い無色の水晶が出るのだけれど、とても広い産地で場所によっては紫水晶や緑水晶、さらにはハート形をした日本式双晶も見つけることができる。<br /><br />最も古くから知られている産地のひとつではあるけれど、ここが今、現在進行形で関東では最も人気がある。</p><p>人気があるということはその産地は「出る」ということだ。さらに「行きやすい」ということでもある。<br />たくさん出たら景気がいいじゃないか。<br />復活初採集にこれほどふさわしいところはない。</p><p>さて、行くと決めたならひとつ問題がある。<br />何が問題かというと、私たちはそこに初めて行くということだ。<br /><br />初めての産地は探し方がわからず、手ぶらで帰るはめになることが多々ある。<br /><br />さらにいうなら、道に迷ったりしてズリにたどり着けないことすらこれまでに何度も経験している。<br />ズリとは目的の石が埋まっているピンポイントの場所のこと。そこを外すと何メートル掘ろうが何も出てこない。<br />　<br />そこで私たちは石仲間のクーコさんに案内をたのむことにした。クーコさんは私たちと同年代。ご主人と一緒に何度も水晶峠に採集に行っている。<br /><br />まだ大きな水晶は見つけていないそうだが、それは運だからそのうちきっと１０センチ越えの大きな水晶も見つかるだろう。<br /><br />そしてもう一人。<br /><br />以前から鉱物採集に行ってみたいといっていたケローネ（カエルのぬいぐるみ）仲間の松坊（まつぼう：２４歳女性）さんを誘い、男２名女３名総勢５名でのチャレンジとなった。</p><p><br />そうそう、人数が多いってとても重要なことなんです。</p><p>なぜなら、もしケガをした場合、助けてくれる人がいるということ。<br />山ではほんのちょっとしたことが遭難につながるから、大勢いるというだけで安心度は格段に増すのです。</p><p><br />早朝、音もなく、風はまだ冷たい。<br />梅雨が明けたばかりの山々には朝霞がかかり、顔を出す直前の太陽がそれらを青く照らし出していた。<br />眼前には深く広がる森。この森のどこかに眠る水晶と出会うために、私たちはまだ暗い森に足を踏み入れた。</p><p><br />という予定だったのだけれど、ちょっと寝坊してしまったため、到着したときすでに太陽は高く登りきってました。<br />風は熱風。早く森に入らなければ数分で熱中症にかかってしまいそうな陽気。<br />キレイに舗装された林道の駐車スペースにはすでに１０台の車が並んでいて、みんなとっくの昔に森に入ったのだろう。私たち以外に人の気配はもうなかった。</p><p>さて、目的のズリまではここから１時間近く歩かなければならない。１時間というと私たちにはかなり遠い距離なのだが、そこは登山道、水晶だけにこだわらずのんびり景色を楽しみながら歩けば１時間なんてすぐに過ぎてしまうさ。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge01.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge01.jpg" /><br />登山道に入ったところ。<br />小川が流れ、小鳥が鳴き、とても気持ちのいい森。<br />まだ見ぬ水晶に心をときめかせています。</p><p>ところが、気持ちよかったのはここまで。<br />小川を渡ったその直後。<br />突然道がなくなった。いや、なくなったわけではなかった。<br />遠く遥か下に続きの道が見えていた。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge02.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge02.jpg" /></p><p>あれ？　こんなはずじゃなかったんだけど&hellip;&hellip;。<br /><br />手をつきお尻をつき木の枝を掴み、なんとかその道まで降りた。<br />道はさらに険しくなり、左側は奥底が見えないくらい深い谷。<br />足元だけをしっかり見て歩くが道幅は足の幅しかない。<br />しかも急角度で下がりまた上がるを何度も繰り返した。<br /><br />まるでジェットコースターのレールの上を徒歩で何周もしているような感じだ。<br />また小川の音が聞こえてきた。<br />さっきの川より川幅も水量も多い。　<br /><br />水は鬼のように冷たく１０秒もしないうちに手が痛くなる。水温はマイナス１０℃くらいと推測した。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_hashi01.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_hashi01.jpg" /><br />この貧弱な橋を渡る。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_hashi02.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_hashi02.jpg" /></p><p>足元に白い石が散らばり始めた。</p><p>石英だ！</p><p>水晶は石英が結晶したもの。<br />ここがズリか！？　</p><p>「はーい、到着しましたー！」<br /><br />クーコさんのご主人が叫ぶ。</p><p>斜面に顔を近づけてみると石英というよりも透明な水晶のカケラがたくさん落ちていた。<br />その中に小指の先ほどだけれど、しっかりポイントになっているものもある。<br />すごいぞ、この産地は。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge05.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge05.jpg" /></p><p>表面というのは多くの人が探した後だからそうそう見つかるものじゃない。<br />それなのに顔を近づけただけで小さいながらも水晶が見つかるということは、<br />みんな小さな水晶には目もくれていないということにほかならない。<br /><br />ということは、ちょっと掘れば大きな水晶が出る可能性が高いということだ。<br /><br />見渡してみるとあちこちに大小の穴があいている。</p><p>さっそく採集開始としたいところだが、とりあえず、とりあえず休憩だ。<br />時計を見ると森に入ってから２時間が過ぎていた。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge03.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge03.jpg" /></p><p>お昼を食べ、それぞれが思い思いの場所に散らばった。　<br />　<br /><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge06.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge06.jpg" /></p><p>掘ると行ってもこの程度。<br />しかも、みんな誰かが掘ったその続きを掘っている。</p><p>出る。<br /><br />小指ほどの大きさの水晶ならばいくらでも出てくる。<br /><br />驚きなのは一緒に出てくるカケラの大きいこと。<br /><br />カケラといっても水晶の一部というわけではない。先端部分が折れてなくなっているものはみなカケラなのだ。<br />そのカケラがどれもこれもみなきわめて透明で立派なのだ。<br />本来２０センチくらいあったのではないかというものがとても多い。<br /><br />しかし、水晶は頭（あたま：結晶の先端のこと）があってなんぼ。非常に惜しいがこれらは持って帰らない。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_zuri01.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_zuri01.jpg" /><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_zuri02.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_zuri02.jpg" /></p><p>探し初めて数時間が経った。そろそろ帰ることを考えなければ森の中で夜になってしまう。<br />そのとき、叫び声がした。<br /><br />「うわあーっ」<br /><br />クーコさんのご主人の声だ。<br /><br />「あーっ！」<br /><br />こんどはクーコさんの声。<br /><br />「ひゃーっっ！！」<br /><br />さらにカミさんの声がした。</p><p>「ちょっと来て！　早く来て！！」<br /><br />というカミさんに呼ばれ、何事かとその場へ急いだ。</p><p>「どへーっっっ！」　これは私の声。</p><p>カミさんの手には余裕で１０センチ以上ある水晶が何本も立ったクラスターがあった。<br /><br />「クーコさんのご主人が見つけたの&hellip;&hellip;」</p><p>「いや、その、あの木の切り株のところに落ちていた石をひっくり返したらそれだったんです」<br /><br />ご主人は当然のことながらかなり興奮している。<br />ここの水晶は大きくなると白く濁ってくることが多いのだが、これは無色透明だ。<br />コレは間違いなくかなりの上物である。<br /><br />しかも、見つけたのはこれ１個ではなかった。<br />もう少し小振りだが、同じパターンのクラスターを含め全部で５個もあった。</p><p><img class="mt-image-none" height="228" alt="66_kuuko04.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_kuuko04.jpg" /></p><p>こんなスゴイ水晶をズリで見つけた人は他にいないんじゃないだろうか。<br />５個のうちの小さなものを松坊さんと私たちがそれぞれ１個ずつお裾分けにもらい。<br />私たちは山を下りることにした。</p><p>今回の私たちの収穫&darr;<br /><img class="mt-image-none" height="261" alt="66_01.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_01.jpg" /></p><p>見事なファントムが入っている。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="66_02.jpg" width="254" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_02.jpg" />　<img class="mt-image-none" height="320" alt="66_03.jpg" width="261" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_03.jpg" /><br /><br />そういえば、カミさんはヒザが痛いと一度もいわなかったな。<br />それにしても、車が１０台も停まっていたのにほとんど誰にも会わなかった。<br /><br /><br />みんないったいどこで探しているのか。<br /><br /><br />駐車場所に戻ってきてようやく知り合いの石仲間に会った。<br />その人に聞くところによると、みんな本来のズリでは飽きたらず、<br />自分一人のズリを求めてさらに奥深くに入っているそうだ。<br /><br />そうして新しいズリを見つけると、ガマンできずにみんなにしゃべってしまう。<br />するとそこにみんなが殺到し、また誰かが新しいズリを見つけるために奥に入って行く。<br />水晶峠はその繰り返しでどんどん広がっていく発展途上の産地だったのだ。</p><p>確かに地質図を見ればかなり広範囲に花崗岩が分布しており、<br />水晶がまだまだたくさん眠っていることは容易に想像できる。<br /><br /><br />だからといって、フツーは探してもそうそう見つかるものじゃない。<br />この産地は山も深いがズリもかなり奥深い。<br />そして人間の欲望も水晶峠の谷のように底が見えない。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="66_touge07.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/66_touge07.jpg" /></p><p><br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第65回】ペリドット</title>
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    <published>2010-06-30T23:55:43Z</published>
    <updated>2010-06-30T23:56:27Z</updated>

    <summary>ペリドット、新緑のそれは見る人の心を癒し、その緑に吸い込まれそうになってしまう。...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>ペリドット、新緑のそれは見る人の心を癒し、その緑に吸い込まれそうになってしまう。</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="65per1.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/65per1.jpg" /></p><p>写真はカミさんコレクションのペリドット。<br />細かい結晶の中にひとつ大きな結晶がドンと載っている。<br />だいたい２センチくらいの大きさなんだけれど、ペリドットの結晶は大きく育ちにくい。だからこのくらいの大きさでもけっこう希少らしい。</p><p>大きく育たない原因は火山が噴火して溶岩が急激に冷えて固まった中に含まれているからだそうで、とにかく急激に冷えると細かい結晶しか育たない。<br />だから基本的にペリドットの結晶はどれも細かい。たまにゆっくり固まった溶岩のなかにいたペリドットが大きく育つことがあるそうだ。<br />ミャンマー産のペリドットがそれで、比較的大きな結晶が多く産出する。しかしそれらはほとんど宝石用に取り引きされていて、なかなか鉱物として市場には出てこない。<br />&nbsp;</p><p>ミネラルショーなんかに行ってもペリドットの結晶というと砂のような細かいものばかり。２センチ程度の結晶すらほとんど見たことがない。<br />大きな結晶を見つけたら、買い物リストに入れてもいいと思うよ。もちろん予算次第だけど。<br />ちなみにカミさんのペリドットは１２００円。掘り出し物だったと大喜びでした。<br />（さらにちなみにアナヒータで買いました）</p><p>※ペリドットファンならぜひとも手に入れておきたいパラサイトという石がある。<br />第１０回隕石のところで紹介しているから、そちらも見てね。<br /><br /><img class="mt-image-none" height="320" alt="65p3_wiki.jpg" width="261" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/65p3_wiki.jpg" />※画像はウィキペディアより</p><p>さて、このペリドット、ペリドットという名前はあくまでも宝石名。<br />鉱物名はオリビン、和名は橄欖石（かんらんせき）。<br />オリビンというのはその色がオリーブの実に似ているからその名前がついた。<br />和名の橄欖もそういう名前の植物があって、その実がオリーブに似ていることから明治の学者さんがその名前をあてたそうだ。</p><p>ところが、そのオリビンという名前も直接ペリドットのことを指していない。<br />オリビンはオリビングループの総称で、その中に苦土橄欖石（くどかんらんせき：フォルステライト）、鉄橄欖石（てつかんらんせき：ファヤライト）などいくつかの種類がある。そのなかで苦土橄欖石だけをペリドットと呼んでいる。</p><p>色の原因としては、本来無色の苦土橄欖石に微量の鉄が混じることによって緑に発色している。<br />鉄の割合が増えるとどんどん色が濃くなり最終的には真っ黒になって鉄橄欖石になる。<br />色の濃い薄いは鉄の量の違いだね。<br /><br /><img class="mt-image-none" height="320" alt="65p4_wiki.jpg" width="256" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/65p4_wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p>ペリドットが最初に発見されたのは紀元前。<br />古代エジプトのファラオ、プトレマイオス１世のお妃様に献上されたという記録が残っているから、最低でも紀元前３００年ごろには発見されていた。<br />場所は紅海に浮かぶセントジョーンズ島。<br />そこでちょっと注意なんだけど、そのセントジョーンズ島、過去にはトパゾン島と呼ばれており、トパーズが見つかった場所だと勘違いしている人がたまにいる。<br />まあ、確かにトパーズの語源なんだけれど、今現在その島に行ってもトパーズはひとつもなくペリドットがたくさんある。<br />要するに、過去においてペリドットはトパーズと呼ばれていたってこと。<br />でも、残念ながら現代のトパーズといつどのようにして名前が入れ替わったのかは不明。</p><p>ところで、知ってます？<br />ハワイにはペリドットでできた海岸があるんですよ。<br />その名もグリーンサンドビーチ。<br />ハワイ島のサウスポイントというところにある海岸で、一面ペリドットの砂に覆われた緑色の海岸。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="65psn.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/65psn.jpg" /></p><p>どう？<br />８割方ペリドットって感じでしょ。<br />この砂でできた海岸に行ってみたいよねー。</p><p><br />緑色の石はたくさんあるけれどペリドットの緑はペリドットだけのもの。他に変わる石はない。<br />たとえエメラルドでもペリドットの代わりにはならないのです！</p><p>って、ちょっと大げさすぎですか？<br />すぎですよね。<br />さすがにエメラルドとペリドットを並べられたらエメラルドを選んじゃいますよね。</p><p>でも、ちょっとまってください。<br />エメラルドは宝石の女王と呼ばれ、その価値を知らない人はたぶん誰もいない。<br />誰もが高価だと知っている。だからエメラルドを選ぶんじゃないんでしょうか。</p><p>想像してみてください。もし、そのような先入観が全くなかったとしたら&hellip;&hellip;。<br />もしかしたらペリドットを選ぶ人の方が多いかもしれませんよ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第64回】デザートローズ（砂漠の薔薇）</title>
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    <published>2010-05-28T08:27:53Z</published>
    <updated>2010-06-22T09:32:28Z</updated>

    <summary>カミさんコレクションの砂漠のバラ（デザートローズ）です。両手サイズの大きさがちょ...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.anahitastones.com/earth/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><br /><br /><img class="mt-image-none" height="300" alt="dr1.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/dr1.jpg" /></span></p><p>カミさんコレクションの砂漠のバラ（デザートローズ）です。<br />両手サイズの大きさがちょっと自慢だよ。</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="dr2.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/dr2.jpg" /></p><p>セレナイト（石膏：せっこう）の結晶で、なぜか砂漠でしかできない。<br />さらにそのでき方はまだよくわかっていない。<br /><br />「結晶が成長するときに砂を取り込んでいった」としかいえないんだけれど、<br />表面にしか砂の付いてないものもある。<br />このデザートローズもそう。割れている部分を拡大してみると中は透明。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="dr6.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/dr6.jpg" /></p><p>部分的に砂の付いていないところもあって、そこはキレイに光が通る。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="dr8.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/dr8.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="240" alt="dr7.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/dr7.jpg" /></p><p>産地はチュニジアかアルジェリアかモロッコ。<br />買ったときサハラ砂漠ってしか書いてなかったからなんだけど、調べてみると<br />「サハラ砂漠北部」で掘り出されるってなってた。<br />北部っていうとチュニジアかアルジェリアかモロッコ。だから産地はそのあたりかな。</p><p><br />鉱物的には石膏（せっこう：ジプサム）の結晶であるデザートローズ。<br />ちょっと細かくいうと、バライト（重晶石：じゅうしょうせき）でできたデザートローズもあるんだけど、<br />今回は一般的な石膏でできたデザートローズを取りあげます。　</p><p><img class="mt-image-none" height="256" alt="bar_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/bar_wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br />バライトのデザートローズ。色が違うね。</p><p>正確にいうと二水石膏（にすいせっこう：ジプサム）の結晶。「二水」というのは結晶の中に<br />わずかだけれど水の分子が含有されているということ。</p><p>何年か前、デザートローズの採掘をテレビでやっていたんだけど、オアシスの近くで掘り出していた。<br />だから、てっきりオアシスとかたっぷりの水のあるところじゃないとダメなんだって思ってた。<br />でも、けっこう砂漠のあちこちにあるみたいなんだよね。<br /><br />砂漠のど真ん中まで行っていたら、掘り出し中に人間が干からびちゃうから<br />オアシスの近くでしか作業できないのかもしれない。<br /><br />ひとついえることはこの結晶ができた頃はサハラ砂漠にも水があったってことだよね。</p><p>それで、砂の中からこんなモコモコしたものを掘り出すなんて、まるでイモ掘りみたいだって<br />想像していたんだけど、実際にはぜんぜん違った。<br /><br />小さいものがコロコロたくさん出てくるんだったらイモ掘りみたいだけど、人間の身長よりデカイのも<br />ゴロンゴロンあって、もうイモなんてレベルじゃない。<br />ものすごく高い水圧の水で砂をはじき飛ばし、中に隠れているデザートローズを探し出す。<br />強いていうなら、「砂漠でレンコン掘り」って感じに見えた。<br />でも、ホントに砂漠の中。砂の中にデザートローズは埋まっていたんだ。<br />　<br />そして思った。分かり切っていることではあるんだけれど、この砂は「サハラ砂漠の砂」なんだよ。<br />一粒一粒がサハラ砂漠の一部。この色がサハラ砂漠の色。デザートローズはサハラ砂漠そのものなんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>さて、例えばどんなに石に興味のない人でも石膏を知らない人はいないと思う。<br />骨折したら石膏（ギプス）で固められるし、美術室にはデッサン用の石膏像がある。<br />それに建築物の天井や壁には耐火用の石膏ボードが使われている。<br />これらの石膏とデザートローズやセレナイトがおなじ石膏だなんてちょっと想像が付かない。<br />私も骨折した経験があるから石膏というとギプスのイメージしかなかった。<br />&nbsp;</p><p>それに石膏はギプスなのかジプサムなのかセレナイトなのか、<br />はたまた別の何かなのか名前もよくわからない。<br /><br />前述でもジプサムといったりセレナイトといったり、確実に混乱する書き方をしている。<br />ちょっとここで整理してみたいと思う。</p><p>・二水石膏（にすいせっこう：ジプサム）<br />鉱物的にジプサムというとこの二水石膏を示している。<br />この中で透明な結晶が透石膏（とうせっこう：セレナイト）。<br />繊維が束になっているようなのもを繊維石膏（せんいせっこう：サティンスパー）。<br />結晶せず単なる塊になったものを雪花石膏（せっかせっこう：アラバスター）と読んでいる。<br />※　石膏ボード、石膏像はこれに含まれる。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="cel1_wiki.jpg" width="177" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/cel1_wiki.jpg" /><br />セレナイト　※画像はウィキペディアより<br /><br /><img class="mt-image-none" height="309" alt="sat1_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/sat1_wiki.jpg" /><br />サティンスパー　　※画像はウィキペディアより<br /><br /><img class="mt-image-none" height="320" alt="ala1_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/ala1_wiki.jpg" /><br />アラバスター　※画像はウィキペディアより</p><p><br />・半水石膏（はんすいせっこう：バサナイト）<br />二水石膏に比べて含んでいる水が４分の１。<br />二水石膏を１６０℃以上で加熱すると水分が蒸発して半水石膏になる。<br />加熱するとできることから焼石膏（しょうせっこう）とも呼ばれたりする。<br />粉末にして水を加えると二水石膏に戻って固まる性質がある。<br />※　というわけで、骨折したときのギプスはこの半水石膏。</p><p><img class="mt-image-none" height="161" alt="gips_wiki.jpg" width="180" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/gips_wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p><br />・無水石膏（むすいせっこう：アンハイドライト）<br />水をまったく含んでいない石膏。硬石膏（こうせっこう）ともいう。<br />どんなに粉末にして水を加えても二水石膏や半水石膏にはならない。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="anh1_wiki.jpg" width="307" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/anh1_wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>整理したつもりが反対に難しくなったような気がするな。<br />でも、重要なのは二水石膏だけ。見た目の違いで３つの名前がついているって<br />ことを知ってくれたらそれでいいんだ。<br />でも、全部まとめてジプサムといっているときもあるし、日本語では石膏でひとくくりだから、<br />そこは注意が必要だよ。<br />で、ギプスはジプサムのオランダ語でした。</p><p>　<br />それにしてもセレナイトというと、ひとつ思い出があるんですよ。<br />何年か前のことだけど、カミさんがパスタを茹でるときにモンゴル産岩塩を使ったんですね。<br />セレナイトって、海水が蒸発して岩塩ができるときに岩塩より先に結晶して沈殿するらしいんですよ。<br />そしてその後に岩塩ができるから、セレナイトと岩塩の混じっている部分が当然あるわけ。<br />どうやらその部分に大当たりしちゃったらしくて、それに気づかないで作ったパスタを食べて<br />二人とも口の中がジャリジャリ。<br />まさかセレナイトだなんて思ってないから、割れたガラスが混入したと思い大騒ぎ。<br />警察に通報するかどうかまで話し合ってしまったよ。<br /><br />とりあえず鍋とかを片づけていたら出てきましたよ。<br />パスタを茹でた鍋の底から、セレナイト。<br />一円玉の半分くらいの大きさで可愛いのがいくつも。しかも双晶まで。</p><p><img class="mt-image-none" height="273" alt="kc.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/kc.jpg" /><br /><br /><img class="mt-image-none" height="240" alt="mrs.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/mrs.jpg" /><br />&nbsp;</p><p><br />この出来事でわかったこと。<br /><br /><b>・セレナイトは水に強い。</b><br />若干は溶けるけれど、それは何年もかけてであって、ジャブジャブしてもぜんぜん平気。<br /><br /><b>・熱にも強い。</b><br />そりゃ火であぶるのはダメだけど、煮るくらいならぜんぜん平気。<br /><br /><b>・毒性はない。<br /></b>あったら死んでる。漢方とか化粧品とか食品にも使われているそうですよ。<br /><br /><b>・かなりもろい。</b><br />噛んだら粉々になる。実際、硬度は２しかない。もろい上にやわい。</p><p><br />そのセレナイトですか？<br />ええ、もちろん岩塩とともにカミさんのコレクションボックスに入ってますよ。</p><p><br />---------------------------</p><p><span style="font-size: larger"><b>プレゼント企画！（締め切りました）</b></span></p><p>「石詰め合わせ福袋」を１０名様にプレゼント！！</p><p>自分たちで採集したもの買ったもの。<br />日本産から外国産。<br />小さなものから大きなものまで。</p><p>郵便局のエクスパック５００にいろいろ詰めてお送りします。</p><p>だいたい中身はこんな感じ。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="fuku.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/fuku.jpg" /><br /><br />水晶、ガーネット、フローライト、サファイア、ヒスイ、トパーズ、岩塩、アクアマリン、ムーンストーン、トルマリン、などなど。<br /><br /><br />これら全部が入るわけではありません。<br /><br />この中から５種類か６種類がランダムに入ります。<br />福袋だからね。正確には福箱か？！</p><p><span style="font-size: larger"><b>応募は締め切りました。　たくさんのご応募をありがとうございました！<br />当選者の方には後日メールを送りますので楽しみにお待ちくださいませ。<br /></b></span><br />------------------------<br /><b>追伸<br /></b>横浜に引っ越しました。<br />また引っ越し？　と思われると思いますが、これまでの海老名は仮住まい。この引っ越しこそが本当の引っ越しです。<br />近くには海軍道路と呼ばれる３キロくらいの直線道があって、アメリカ海軍の通信施設があったことからそう名付けられたそうです。<br />その施設近辺は広大な空き地で、とくに何もないんですけど、「DANGER　この先に立ち入ると日本の法律で罰せられます」なんて看板があったりしてちょっとビビってます。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第63回】へんてこ水晶</title>
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    <published>2010-04-30T08:19:36Z</published>
    <updated>2010-07-28T01:39:21Z</updated>

    <summary>こんにちは、くみ子です。いつもはダンナが書いているんですけど、今回は上手く書けな...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
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        <![CDATA[<p>こんにちは、くみ子です。<br />いつもはダンナが書いているんですけど、今回は上手く書けなかったみたいで、アナヒータの担当者さんにボツにされちゃいました。<br /><br />内容は「私が今こだわっている石」についてだったんですけど、やっぱり「私のこだわり」だからかな。<br /><br />それがダンナに上手く伝わらなかったようなのです。<br />だから、ダンナには私がしゃべることをそのまま書いてもらうことにしました。<br />これならきっと私のこだわりが皆さんに伝わるに違いない！　と思ったりしてます。</p><p><br />さて、その私がこだわっている石というのは「水晶」です。<br /><br /><br />水晶って石に興味のない人でも知っている、もっともメジャーな石じゃないですか。<br />なんで今になって水晶？　って思われたかも知れませんが、私がこだわっているのはそんじょそこらのショップで扱っているような水晶ではありません。<br />自分で採りに行かなければ絶対に手に入らない、そんな水晶なのです！</p><p>かなり大きく出てみましたが、そんな水晶とはどんな水晶かというと、こんな水晶です。</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="63_aaa.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_aaa.jpg" /></p><p>え？　水晶の破片にしか見えないって？<br />でしょー。<br />ところが、違うんですよ。<br />これ、実は立派な水晶なのです。</p><p><img class="mt-image-none" height="250" alt="63_aa2.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_aa2.jpg" />&larr;横から見たところ。</p><p>わははは！　ペラペラ。<br />でも、見えるかなあ、結晶面がちゃんとあるんですよ。</p><p><img class="mt-image-none" height="362" alt="63_aac.jpg" width="309" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_aac.jpg" />&larr;ちょっと角度を変えて。</p><p>結晶面がわかるでしょ。<br />ちゃんと六角形をしていて、先端部分にホンのちょっとですけど頭もしっかりあるんですよ。<br />　　　</p><p>じゃ、次はこんなのどうでしょう。</p><p><img class="mt-image-none" height="314" alt="63_bbb.jpg" width="314" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_bbb.jpg" /></p><p>さっきのに負けず劣らずデコボコでペラペラで破片っぽいでしょう。<br />でも、しっかり柱面もあれば頭だってある。</p><p>さらにこれ。</p><p><img class="mt-image-none" height="244" alt="63_bb2.jpg" width="301" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_bb2.jpg" /><br /><br /><img class="mt-image-none" height="300" alt="63_cci.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_cci.jpg" />　<img class="mt-image-none" height="300" alt="63_ccj.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_ccj.jpg" /></p><p>頭の部分がクイッと曲がっている。<br />しかも両錐（両錐：ダブルポイント）。</p><p>どうです？<br />こういう水晶、採集に行って見つけようと思っても、そうそう見つけられるものじゃないんです。<br />　</p><p>こんな水晶ができる理由は成長するための十分な隙間がなかったからからだと思うんです。<br />ペラペラなのは隙間がその幅しかなかったから。<br />デコボコなのは隙間がそういう形をしていたから。<br />クイッと曲がったりしているのは成長していく先を何かがふさいでいたから。<br />もちろん、理由はそれだけじゃないのでしょうけど、のびのび成長できなかったのは間違いないだろうなって思います。</p><p>そんなことを考えながらこの水晶たちを見ていると、<br />「ボク頑張ったんだよ、水晶になろうと一生懸命頑張ったんだよ」って声が聞こえてきて胸がキュンとなります。<br />だから、私はこんな水晶が可愛くてしかたがないのです。</p><p>　<br />他にもいくつかあるんで写真を載せてみますね。</p><p><img class="mt-image-none" height="267" alt="63_dda.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_dda.jpg" /><br />&uarr;左上の頭の部分、よく頑張ったなあって思います。</p><p><img class="mt-image-none" height="258" alt="63_ee1.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_ee1.jpg" /><br />&uarr;なんだかひとかたまり。<br />　頭も丸くなっちゃって、条線がなかったら水晶と気づいてもらえないかも。</p><p><img class="mt-image-none" height="245" alt="63_ff1.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_ff1.jpg" /><br />&uarr;ひとかたまりの三角形をした水晶。<br />　上も下も頭がちゃんとある。とくに上の方は平行連晶をしていてちょっとレアかな。</p><p><br />ところで、同じパターンで「びんた切れの水晶」って知ってますか？<br />「びんた」って九州あたりの方言で「頭」って意味らしいんです。<br />もともとはベリルの結晶のことをそう呼んでいたそうなんですが、いつからかそのまま頭のない水晶のことを指すようになったそうです。</p><p><img class="mt-image-none" height="265" alt="beryl.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/beryl.jpg" />&uarr;ベリルの結晶。コレに六角錐を載せれば水晶の形になる。</p><p>「びんた切れ」っていえるかどうかわからないんですけど、それに近い水晶をひとつ手元に持っています。</p><p><img class="mt-image-none" height="295" alt="63_gg1.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_gg1.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="323" alt="63_gg2.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_gg2.jpg" /></p><p>頭なのか何なのかよくわからないでしょう。<br />たぶん、雲母か何かがあって、そのせいで頭が切られちゃったんじゃないかと思うんです。<br />柱面にもその跡がクッキリ。</p><p>中には本当にベリルのように頭がスパッとないものもあるんです。　<br />一度だけバベルの塔のような水晶が売られているのを見たことがあるんですが、値段が高すぎてまったっく手が出せませんでした。</p><p><img class="mt-image-none" height="226" alt="63_ba_wiki.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/63_ba_wiki.jpg" /><br />バベルの塔（画像はウィキペディアより）</p><p>皆さんはこれら水晶の声が聞こえましたか？<br />いや電波ではなく、声です声。<br />もし、同じ声が聞こえたら、同じ気持ちを共有できたなら、こんなに嬉しいことはありません。<br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第６２回】カバンサイト</title>
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    <published>2010-03-29T02:46:58Z</published>
    <updated>2010-07-28T01:40:38Z</updated>

    <summary>「もしもし、知ってます？　アナヒータに丸くて青くてカワイイ石がたくさん入庫してき...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
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        <![CDATA[<p>「もしもし、知ってます？　アナヒータに丸くて青くてカワイイ石がたくさん入庫してきたんですよ」</p><p>いつになくハイテンションでアナヒータの担当者さんから電話がかかってきた。</p><p>「カバンサイトっていうんです。　それでですね、こんどの地球のかけらはカバンサイトでいきましょうよ！」</p><p>なるほど、カバンサイトに一目惚れしたんだな。<br />その気持ちはよーくわかる。私も初めて見たときはその色と形に思わず見とれてしまった憶えがある。<br />オッケ。カバンサイトなら私もひとつ持っている。<br />どちらかというとマニアックな鉱物ファンにウケている石だけれど、美しい石にマニアックも何もない。ぜひとも多くの人に知ってもらいたい石のひとつだ。</p><p>そんなわけでパワーストーン系のショップには珍しい、どちらかというとマニアックなカバンサイトが今回のお題です。</p><p><br />ところが電話の後、ひとつだけ持っていたカバンサイトを取り出そうとコレクションケースを開けたところ、なんとカバンサイトがないっ！<br />あちこち探してみたけれどどこにもない。去年の引っ越しのゴタゴタでどこか奥底にしまい込んでしまったらしい。<br />部屋中ひっくり返して探してみたけれどない。かなりショック。<br />写真も撮ろうと思っていたのに、それもできない。<br />いつか出てくることを祈りながら、お願いして実際に入荷してきたカバンサイトを撮ってもらった。</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="61-1.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/61-1.jpg" /><br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="61-4.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/61-4.jpg" /><br />深く澄んだ青、細い柱状の結晶が放射状に伸び、丸くなったその姿を一度でも見たなら、誰もがかわいいと思わずにはいられない。<br />どうです？　かわいいと思ったでしょ。思ったでしょ。<br />それにしても、いままでマニアックな石に甘んじてきたことが不思議な石だ。<br />母岩になっている白い石はゼオライト（沸石：ふっせき）。<br />カバンサイトはゼオライトと共に産出する。</p><p>さて、あらためてカバンサイトとはどんな石か。<br />まず発見されたのは１９７３年アメリカ。しばらくはアメリカのみでの産出だったけれど現在はインドが主産地。</p><p>名前。これがけっこう重要。<br />とりあえずカバン・サイトではなくカバンサ・イトである。日本名はカバンシ石。<br />日本語の「～石」にあたる部分が英語では「～ite」となるのだけれど、「～アイト」と発音する。<br />だから、正確にはカバンシ・アイト。それがつながってカバンサイト。</p><p>そして今までにない名前のつけかたがされている。<br />カバンシの「カ」はカルシウムの「カ」。<br />「バン」はバナジウムの「バン」。<br />「シ」はシリコン（珪素：けいそ）の「シ」。<br />なんと主成分の頭文字がそのまま名前になっている。<br /><br />英名でこんな名前のつけかたをされた石は他にないんじゃないかな。<br />発見されてから間がない新しい石だから、ついにネタ切れかとも思ったけれど、これって日本名の名前のつけかたと同じなんだよね。<br />これまではどんな石もお洒落な名前がついていたけど、これからはこんな合理的な名前が増えていくかもね。</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="61-2.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/61-2.jpg" /><br /><br />青い色は主成分のひとつであるバナジウムに起因している。<br />とかく青というと銅という印象があるけれど、銅はまったく含まれていない。<br />反対にバナジウムというとバナジン鉛鉱のオレンジがかったピンクやエメラルドの緑というイメージ。<br />結晶構造や他の成分の影響を受けてこんな色になっているんだけれど、発色って奥が深いなーって思う。</p><p><br />ここでひとつカバンサイトとともに憶えておいてもらいたい石がある。<br />カバンサイトにはまったく同じ成分でできている兄弟ともいえる石があるのだ。<br /><br />同じ成分であるにもかかわらず、何かほんのちょっとの違いだけで別の石と認識されることを同質異像（どうしついぞう）というのだけれど、その石の名はペンタゴン石（ペンタゴナイト）。<br />まるでアメリカ国防総省のペンタゴンと関係があるのかと思ってしまいそう。しかし、それとは何も関係ない。<br /><br />もともとペンタには「５」という意味があって、ペンタゴンとは単に「五角形」という意味しかない。<br />アメリカ国防総省も建物が五角形をしているからペンタゴンと呼ばれているだけ。</p><p><br />というわけでこのペンタゴン石にも当然五角形が隠されている。<br />一見、色も形もカバンサイトと区別がつかない。結晶系も同じ斜方晶系。斜方晶系の中でもさらに細かく分類して初めて違いが出るらしい。<br />しかし、ペンタゴン石は双晶になったとき初めてその姿を現すのだ。</p><p>５つの結晶が双晶をなす５連双晶となったとき、ペンタゴン石はその断面が五角形になる。いや正確には☆の形になる。</p><p>ペンタゴン石の写真を用意することができなかったので絵を描いてみました。</p><p><img class="mt-image-none" height="239" alt="pen2.jpg" width="270" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/pen2.jpg" /></p><p>ホントにこんな形の結晶なんですってば。<br />気になる人は「ペンタゴン石」で検索してみてください。</p><p>このペンタゴン石とカバンサイトは共生している場合がある。<br />カバンサイトだと思っていたら結晶が☆になっていることもあるらしい。</p><p>アナヒータにたくさん入ってきたらしいカバンサイト。これからそれぞれのお店に並ぶはず。<br />☆の大きさはルーペサイズだけれど、店員さんにルーペを借りて☆を探してみよう。<br />カバンサイトだけでも希少だけど、もし☆があったらとびっきりの貴重品だよ。<br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第６１回】オブシディアン</title>
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    <published>2010-02-24T02:07:19Z</published>
    <updated>2010-03-01T00:27:47Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;※画像はウィキペディアより&nbsp;私だけかもしれないんだけど、オ...]]></summary>
    <author>
        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.anahitastones.com/earth/">
        <![CDATA[<p style="text-align: left"><img class="mt-image-none" height="295" alt="ob2(wiki) (1).jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/ob2%28wiki%29%20%281%29.jpg" /></p><p><img class="mt-image-none" height="400" alt="obA(wiki).jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/obA%28wiki%29.jpg" /><br />&nbsp;</p><p>※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>私だけかもしれないんだけど、オブシディアンと黒耀石（こくようせき）って、その名前から受ける印象って、なんだかずいぶん違う気がしない？</p><p>いやいや、オブシディアンも黒耀石もまったく同じ石の英名と日本名なだけなんですよ。</p><p>でも、オブシディアンっていうと、ビーズになっていたり、ペンダントトップに使われていたり、手でにぎにぎできるように丸くカットされていたりする癒し系の石って感じ。</p><p><img class="mt-image-none" height="400" alt="ob1(wiki).jpg" width="397" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/ob1%28wiki%29.jpg" /><br />&nbsp;</p><p>※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>ところが、黒耀石っていうと旧石器時代の鏃（やじり）とかナイフに使われていた「道具」っていう印象。</p><p><img class="mt-image-none" height="299" alt="ob.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/ob.jpg" /><br /><br /><img class="mt-image-none" height="400" alt="obD(wiki) (1).jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/obD%28wiki%29%20%281%29.jpg" /><br /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br />「この鏃は黒耀石で作られています」とはいうけど、「オブシディアンで作られています」とはいわないからそんな印象になったのかな。<br /><br />そのオブシディアン、主成分が二酸化珪素（にさんかけいそ）であることから「天然ガラス」って呼ばれている。ガラスっていうことは窓とかのガラスと同じもの。<br />二酸化珪素を人工的に溶かして固めた人工ガラスに対して「自然に溶けて固まった」ものが天然ガラス。</p><p>自然に溶けるっていったいどうやって溶けるのかというと、これはもう火山の爆発しかない。<br />珪素を多く含むマグマが空気に触れたり水に触れたりして急激（もう瞬時）に冷えると天然ガラスができる。<br />だから火山国の日本はとくに多い。日本だけで７０か所以上の産地がある。<br />もちろん美しいものとなると場所は限られるけれど、北海道、長野県、島根県、大分県、長崎県あたりが有名。<br />それと要因は違うけど、隕石の衝突で珪素が溶かされてできたモルダバイトやリビアングラス、テクタイトもでき方としては同じ天然ガラス。</p><p>それから、オブシディアンの中には固まる際に部分的に脱ガラス作用とかいうものを起こして斑に白くなるものがある。それがスノーフレークオブシディアン。<br />また、レインボーオブシディアンは、インクルージョン（内包物）として針状の角閃石（かくせんせき：アンフィボール）が平行にたくさん入ることにより七色に発色する。</p><p><br />さて、ここで意外な事実を。<br />実はオブシディアンは鉱物ではないのです。</p><p>？　と、思ったよね。<br />だって、どう見ても鉱物だもん。<br />でも、どの本を見ても鉱物ではないと書いてある。</p><p>鉱物は「結晶であること」が絶対的な定義なんだけど、オブシディアンは非晶質で結晶ではない。<br />石英や玉随（ぎょくずい：カルセドニー）、瑪瑙（めのう：アゲート）、それからロードクロサイトの縞々のヤツなんかは非晶質っぽく見えるんだけど、それらは非常に細かい結晶がギュギュッと固まったちゃんとした鉱物。<br />それに対しオブシディアンはその分子がすでにバラバラでまったく整列していない。整列していないということは結晶になっていないということ。<br />強いていうなら、石ではなく岩石に分類されるそうだ。<br />だから黒耀石も本当は黒耀岩が正しいらしい。<br />んー、岩石って鉱物が固まったものをいうんじゃなかったっけ？　なんて思ったりするけど、ここから先は学者さんレベルじゃないとちゃんと答えられなさそうだ。<br />しかも、同じ非晶質のものとしてオパールがあるんだけど、オパールは「例外」として鉱物と呼んでいいんだってさ。</p><p>でも、このままわからないで終わらせるわけにはいかない。そこで、自分なりに調べてみた。<br />その結果、これまた意外な結論にたどり着いた。<br />それはこの、分子がバラバラになっている状態というのは、実はこれ液体なんです。<br />そう、オブシディアンは液体だったんです。</p><p>液体？！　液体って、どういうことよ！</p><p>って、当然思いますわな。　<br />　<br />んー、たとえば、こう考えてみて。<br />「流れる水の時間を止め、それを切り取ったような」そんな感じ。<br />それはあくまでも水で、けして氷じゃない。<br />それがオブシディアン。<br />　<br />どうかな、ちょっと強引すぎるかな？</p><p><br />最後に。オブシディアンを持っている人、もし割っちゃったときは本当に気をつけてね。<br />古代のナイフとして使われていたように、その割れ口は刃物と同じ。</p><p><img class="mt-image-none" height="343" alt="obB(wiki).jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/obB%28wiki%29.jpg" />&nbsp;</p><p>※画像はウィキペディアより<br /><br />割れ口が貝殻状になることがオブシディアンの特徴のひとつだけど、その切れ味は切れなくなった包丁のそれ。<br />指を切ったら、いつまでも痛いぞー（経験者談）。<br />&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;&nbsp;</span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><p>&nbsp;</p>&nbsp;</span><p>&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第60回】レインボー水晶</title>
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    <published>2010-02-01T08:58:49Z</published>
    <updated>2010-02-01T00:47:50Z</updated>

    <summary>２００９年７月頃に突然登場したレインボー水晶。みなさんはもう手にとってその七色の...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>２００９年７月頃に突然登場したレインボー水晶。みなさんはもう手にとってその七色の輝きを確認したかな？</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="bow2.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/bow2.jpg" />　<img class="mt-image-none" style="width: 283px; height: 235px" height="240" alt="bow6.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/bow6.jpg" /></p><p>一見カクタスクオーツのように見えるのだけれど、ひとつひとつの結晶に光を当ててみると結晶面が七色に光る。</p><p>パワーストーンでは結晶の中に入ったクラックに光が干渉して見えるものをレインボーっていうけど、これは結晶の表面が光ってるんだからそれとは違う。</p><p>このレインボー水晶、水晶といわれているにもかかわらず、最初、水晶だと思わなかったんだよね。もちろん形は水晶なんだけれど質感が水晶っぽくない。<br />なにかちょっとロウみたいな光沢で滑石（かっせき：タルク）？　って思うような質感。<br />光り方もムーンストーンかアポフィライト（魚眼石：ぎょがんせき）あたりに見えたし。<br />でもね、やっぱり水晶なんだよね。<br />まだ見たことのない人はぜひ手に取ってみてください。きっとすぐにこの不思議感を共有できるはず。</p><p><img class="mt-image-none" height="211" alt="bow4A.jpg" width="282" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/bow4A.jpg" /></p><p>で、この不思議感の原因は何か。<br />たぶんこの水晶、表面に何かがコーティングされているんじゃないかと思うんだ。<br />薄い透明な何かがコーティングされ、それが光の干渉を起こしている。<br />そうでなければ質感が変わるなんてことあり得ない。<br />　<br />水晶の結晶面に何かがコーティングされるということは比較的よくあって、ほとんどの場合は酸化鉄。鉄錆のことなんだけど、そのせいで真っ茶色になっていることもある。</p><p><img class="mt-image-none" height="283" alt="sabi.jpg" width="292" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/sabi.jpg" /></p><p>アクアオーラってそれを人工的に再現したもの。<br />水晶などに人工的に金属鉱物を蒸着コーティングしたもの。<br />あくまでも人工物だけど、信じられないほど美しい青や赤の水晶クラスターが作られている。</p><p><img class="mt-image-none" height="296" alt="aura1(wiki).jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/aura1%28wiki%29.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="288" alt="aura2(wiki).jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/aura2%28wiki%29.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p>このアクアオーラよりも天然のものはさらに薄くコーティングされている場合があって、それらは結晶面が七色に光っている。<br />レインボー水晶はこの光り方にそっくりなんだよ。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="tennen.jpg" width="262" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/tennen.jpg" /></p><p>しかし、金属の場合はとりあえず赤とか青とかがベースにあって、その上で七色に光っている。<br />それに対しレインボー水晶はベースが無色。金属でない何か別の鉱物がコーティングされているような感じだ。<br />きっと特殊な天然アクアオーラで決まりかな。</p><p><br />ところが、よくよく結晶を眺めてみると、表面だけでなく結晶の内側でも七色に光っているじゃあーりませんか。<br />内側にコーティングするのはいくらなんでもムリ。天然アクアオーラ説は早くも崩壊か？</p><p>そこで私は考えた。<br />これはもしかしてファントムなんじゃないだろうか。<br />ファントムとは山入り水晶ともいって、成長が止まった水晶に他の鉱物などが降り積もり、その後それを覆うように再び成長した水晶のこと。<br />水晶の内側に水晶がある不思議な水晶。ときには何段も重なっているのものある。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="fant.jpg" width="167" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/fant.jpg" /></p><p>結晶面に何かがコーティングされその後再び成長するということを少なくとも２回以上繰り返した水晶。それがレインボー水晶なんじゃなかろうか。<br />内側と外側の輝きが重なってムーンストーンのように見えたのかもしれない。</p><p>天然アクアオーラのファントム。</p><p>これがレインボー水晶の正体だ！</p><p>うーん、まだ何にもわかっていない水晶だから大胆にも仮説を考えてみたよ。</p><p><br />さて、このレインボー水晶、２００９年にインドで発見された。<br />２００９年なんて書いているけど、それ去年だよね。１年も経っていないんだよね。<br />名前だってちゃんと決まっていない。この記事では便宜上レインボー水晶って書いているけれど、他にも虹色水晶とか遊色水晶とか呼んでいるところもある。<br />ホントに見つかりたてのホヤホヤ。</p><p>「だから」なのかかわからないけれど、かなり値段が張る。<br />クラスターならば小さくても最低１万円から。ちょっと大きめで透明なものになると１０万円を軽く超えている。</p><p>とんでもない金額なのだけど、実のところ私はこれが底値なのではないかと密かに思っていたりして。<br />普通、出始めは高くて後にどんどん値がこなれていくのが一般的。でも、希にそうならなかった石もあるんですよ。<br />たとえばパライバトルマリン。<br />１９８９年、それまでになかったネオンブルーのトルマリンがブラジルのパライバ州で発見された。<br />初めは良質の石が大量に供給されていたのにわずか１年で枯渇。石の品質は落ち価格は１０倍になった。</p><p>レインボー水晶はどうかな？　昨年発見されたばかり、現在じゃんじゃん採掘している。しかも産地は世界中でインドのアジャンタ鉱山１ヶ所のみ。<br />パライバトルマリンほど極端ではないにしても、１年後には枯渇、閉山してしまっている可能性が大ありなのだ。<br />ちょっとでも気になっている人は今のうちに手に入れておいた方がいいかも。</p><p>（注意）あくまで私の個人的な予想ですので、外れてもクレームはナシね。</p><p><br />レインボー水晶については今現在大急ぎで研究がなされているそうだ。<br />コーティングされているものは何なのか。内側コーティングの秘密は？　そもそも本当にコーティングなのか。</p><p>２０１０年中には分析結果が公開される予定。<br />それまで、いろいろ考えてみるのもきっと楽しいよ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a target="_blank" href="http://www.anahitastyle.com/shopbrand/008/004/X">&nbsp;※レインボークォーツはこちらからもご覧いただけます。</a></p><p><br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第59回】進展あった？　ガーネット</title>
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    <published>2010-01-01T04:19:21Z</published>
    <updated>2010-01-01T04:39:38Z</updated>

    <summary>平成二十二年、新年明けましておめでとうございます。２０１０年です。本年がみなさま...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>平成二十二年、新年明けましておめでとうございます。<br />２０１０年です。<br /><br />本年がみなさまにとってステキな一年となりますようお祈り申し上げます。</p><p><br />さて、<b>１月の誕生石といえばガーネット。<br /></b><br />あの、コロッとした丸い１２面体・２４面体・３６面体の結晶。<br />多くの人は結晶というと水晶のようなまっすぐ立ったものを想像しているから、丸いガーネットには誰もが必ず一度は驚く。　<br />&nbsp;</p><p>そのガーネット、第２２・２３回で一度紹介しているんだけど、そのときからすでに２年。何か新しい発見など進展はないのだろうか。　<br /><br />&nbsp;</p><p>と、その前に、ちょっとおさらい。</p><p>ガーネットの語源はザクロの実を表すラテン語のグラナトゥム。それは洋の東西を問わず同じで日本名はそのまま石榴石（ざくろいし）。<br /><br />それから重要なこととして、ガーネットという名称はけしてひとつの石を指しているのではないということ。<br />例外を除き大きく分けて６種類あるガーネットグループの総称だということを忘れてはいけない。<br />　　</p><p><br />・アルマンディンガーネット（鉄礬石榴石：てつばんざくろいし）基本色：赤<br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Almandine2.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Almandine2.jpg" /><img class="mt-image-none" height="193" alt="Almandine3.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Almandine3.jpg" /><br /><br /><br />・スペサルティンガーネット（満礬石榴石：まんばんざくろいし）基本色：赤<br /><br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Spessartine1.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Spessartine1.jpg" /><br /><br /><img class="mt-image-none" height="210" alt="Spessartine2.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Spessartine2.jpg" /><br /><br /><br />・パイロープガーネット（苦礬石榴石：くばんざくろいし）基本色：赤<br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Pyrope1.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Pyrope1.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="222" alt="Pyrope2.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Pyrope2.jpg" /><br /><br />・グロッシュラーガーネット（灰礬石榴石：かいばんざくろいし）基本色：無色<br /><img class="mt-image-none" height="290" alt="Grossular3.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Grossular3.jpg" /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Grossular5.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Grossular5.jpg" /><br /><br /><br />・アンドラダイトガーネット（灰鉄石榴石：かいてつざくろいし）基本色：緑<br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Andradite4.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Andradite4.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Andradite1.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Andradite1.jpg" /><br /><br /><br />・ウバロバイトガーネット（灰クロム石榴石：かいクロムざくろいし）基本色：緑<br /><img class="mt-image-none" height="225" alt="Uvarovite5.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Uvarovite5.jpg" /><br /><img class="mt-image-none" height="199" alt="Uvarovite4.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Uvarovite4.jpg" /><br /><br /><br />礬：アルミニウム　満：マンガン　苦：マグネシウム　灰：カルシウム</p><p>一覧を書いてみました。日本名は主成分がそのまま名前になっている。わかりやすいんだけれどロマンチック度はイマイチかな。</p><p><br />ところで、「グリーンガーネットって特殊なガーネットなの？」って質問がよくあるんです。<br /><br /><br />ガーネットって基本的に赤いものって誰もが思っているんで、<br />どうしてもグリーンガーネットって特別な気がするんだよね。<br /><br />でも、一覧を見てのとおりガーネットにはもともと赤と緑の２種類あるってこと。<br /><br />あとは主成分の含有率によって赤が濃くなり過ぎて真っ黒になっちゃったり、淡いオレンジになったり。または目の覚めるようなアップルグリーンだったり地味な茶色だったり。<br /><br /><br />だから見た目の色の違いだけでたくさんの名前がついている。しかし正確に分類したら必ず上記６つのうちのいずれかにあてはまる。<br /><br /><br />有名なロードライトやボヘミアン、マンダリン、デマントイドなどもあくまで通称だってこと。</p><p><br />とくにここ数年、鉱物ファンを大いに賑わせた<b>レインボーガーネット</b>。<br />(※)世界で唯一、２００４年に奈良県で発見された、一見、茶色いだけの、しかし光を当てると七色に光るガーネット。クラックやインクルージョンで七色に光るのではなく、初めから七色に光るような結晶構造を持っているガーネット。<br /><br /><br />これも正確にはアンドラダイトに分類される。<br /><br />(※)　世界で唯一<br />以前メキシコでレインボーを示すガーネットが発見されていますが、すでに枯渇しており現在そこでの産出はまったくありません。<br />奈良県で発見されたレインボーガーネットはメキシコのそれに比べあまりにもレインボーが強かったために「スーパーレインボー」と呼ばれています。<br />&nbsp;</p><p>まあ、おさらいとしてはこんなところかな。思い出した？</p><p><br />ところで、先だって名古屋のミネラルショーに行ったんですよ。<br />そこで、そのレインボーガーネットの発見者の方とお話しする機会がありまして、どういう状況で発見されたのかを訊いてみました。<br /><br />いやね、新産地ってどんなふうに発見されるんだろうと思ってさ。</p><p>そこは奈良県のある山の登山道。ずっと以前から緑のアンドラダイトがあるってことで有名だった場所。<br />その人がそこへ採集に行ったとき、風に踊った木漏れ日が沢をはさんだ反対側の斜面をサーッと横切った。その瞬間、なんとその斜面がキラキラキラ～っと輝いたそうな。<br /><br /><br />ま、フツーは「おや？」っと思うよね。とりあえずその反対側の斜面に行ってみたところ、なんと足元が全部ガーネット。色を確認するために木漏れ日に照らしてみたところ突然七色に輝きだし絶句。<br />しばらくは一歩も動けなかったそうだ。<br />&nbsp;</p><p>この話の最大のポイントは、もともとよく知られていた場所の、その反対側の斜面にとんでもないものがいたにもかかわらず、何十年、へたしたら何百年も誰も気がつかなかったってところだ。<br /><br /><br />この場所には私たちも採集に行ったのだけれど、ほぼ平坦な道を徒歩１５分、沢をはさむといっても、その沢には一滴の水も流れていない。サンダルで来ている女性もいたくらい簡単に行けるところ。<br /><br />すでにわかっていることはとても簡単に見える。しかし、それに気がつくまでは無限大の難しさなのだ。<br /><br />「気づく」ということがどんなに重要で偉大なことなのか、あらためて考えさせられる話だった。<br /><br />&nbsp;</p><p>その産地は発見からわずか半年で自治体により採集禁止になった。そりゃそうだ、世界でただ１ヶ所の産地なのだから町をあげて保護するべきだ。<br />&nbsp;</p><p>しかし、レインボーガーネットを発見したこの人たちはさらなる新産地を求めた。<br />川を渡り、山を越え、藪をかき分け、クマと対面し、スズメバチに追われた。</p><p>そして昨年、２００９年。ついに進展があった。<br />彼らが新しいレインボーガーネットを見つけたのだ。</p><p>それはこれまでとはあきらかに違うレインボーだった。<br />それは「ネオンレインボー」と名付けられ、さっそく名古屋ショーにお目見えしていた。<br />そのままならば黒茶っぽい地味なガーネットなのだけれど、光を当てた瞬間、結晶面がブルーに輝いた。<br />このときに私も初めて見たのだが、それはなんとも妖しくブルーに輝いていた。</p><p><img class="mt-image-none" height="164" alt="rainbowblue.jpg" width="300" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/rainbowblue.jpg" />&larr;この青に光る</p><p>これを見た瞬間、なんとしても採集に行かなければならないと思った。<br />しかし、その場所は徒歩２時間。しかも急な斜面を登り続けなければたどり着かないところ。とても根性無しの私たちが行けるようなところではない。<br /><br />「案内してあげる」というありがたいお言葉をいただいたにもかかわらず、「行けません」と答えるまでに１秒もかからなかった。</p><p><br /><br />なるほど、確かにこのネオンレインボー、いちおう値段は付いていたのだけれど、「おいおい、絶対売る気ないだろう」という値段だったのはそういうわけか。</p><p><br />２００５年から２００９年までガーネットの進展はこのネオンレインボーの発見だろう。ただでさえ世界で唯一の産地だった奈良県にまた新たな産地が加わったのだ。<br /><br />新産地を求めて山中を歩き回ることはかなり困難なことだけれど、ハイキングやドライブで出かける山にもきっとステキな石たちが隠れているに違いない。<br /><br />それに出会うためにはちょっとした「気づき」が必要なだけだ。気づくためには、普段通り過ぎているだけのところに少しだけ注意を向けてみればいい。<br /><br /><br />日本はすごい。私たちの足元にはまだ誰にも気づかれていない石たちが確実に眠っている。</p><p><br />&nbsp;</p>]]>
        <![CDATA[<p>------------------------------------------------------<br />巷では２０１２年という映画が話題になっておりますが、それよりも前の今年２０１０年といえば、木星が第二の太陽ルシファーとなりモノリスが人類の進化を&hellip;&hellip;。<br /><br />なんて、これは映画「２００１年宇宙の旅」の続編「２０１０年」の一場面であります。<br /><br />そういえば、ここ最近また終末思想がはやってきているみたいですが、みなさん踊らされちゃいけませんよ。<br />１９９９年だって何もなかったでしょう。<br /><br />あのときは３０年も前置きがあったんですから私なんかドキドキしていました。でも結果として何もなし。ヒョーシ抜けって感じでした。<br />それにノストラダムスの予言は３７９７年まで続いているんですけど、当時はそういうこと一言もいわなかったでしょ。<br /><br />２０１２年だって、マヤのカレンダーがそこで終わっていることが理由なんだけれど、それっていってみれば１年のカレンダーが１２月３１日で終わっているようなもの。で、当時のマヤ人があまりにも遠い未来の日付をつけてもしかたがないと思い、いったん区切りをつけただけのこと。<br /><br />カレンダーの終わりであって人類の終わりじゃない。そこにフォトンベルトが乗っかっちゃったってところでしょうか。<br /><br /><br />それにしても終末思想を吹聴している人たちって絶対ふざけてますよね。<br />その証拠にこの後２０２０年・２０３０年・２０６０年と滅亡説が控えているんですってよ。</p><p>「２００１年宇宙の旅」が制作されたのは１９６８年。「２０１０年」は１９８４年。<br />過去において「未来」とされていたこれらの年代を、現在の私たちは次々と通過していると思うと、なんだか感慨深いというか妙な気分であります。</p>]]>
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    <title>【第58回】トルコ石（ターコイズ）</title>
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    <published>2009-11-27T01:59:51Z</published>
    <updated>2010-02-28T00:39:18Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;１２月の誕生石といえばラピスラズリとトルコ石（ターコイズ）。※画像は...]]></summary>
    <author>
        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span>１２月の誕生石といえばラピスラズリとトルコ石（ターコイズ）。<br /><img class="mt-image-none" height="193" alt="turquoise3_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/turquoise3_wiki.jpg" /><br /><span style="color: #333333">※画像はウィキペディアより</span><br /><br /><br />ラピスは第１１回で早々に取りあげているんだけど、トルコ石は第５８回にして今回が初めてです。<br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" height="235" alt="turquoise4_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/turquoise4_wiki.jpg" /><br /><span style="color: #333333">※画像はウィキペディアより</span></p><p>そう、トルコ石。<br /><br />なぜ、今になってようやくなのか。<br />はい、そうです。<br />実はこれまでトルコ石を避けてましたぁー！<br />トルコ石ファンの方、申し訳ない！！</p><p>なぜ、避けていたのか。<br />それはトルコ石にはイミテーションがあまりにも多く、「こんなのはダメ」「あんなのはダメ」っていうばかりの、とってもネガティブな内容になってしまうと思っていたからなのです。</p><p>でも、トルコ石はとってもキレイ。<br />しかもすごく歴史が古い。<br />アステカ文明やマヤ文明などの古代遺跡からも発掘されているし、エジプトでは少なくとも紀元前３０００年の第一王朝以前にはすでに装飾品として使われていた。<br />さらに紀元前５０００年のメソポタミア文明（現イラク）の遺跡からもビーズが見つかっている。<br />ってことは、７０００年以上の歴史があるってことだ。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="Fragment_sphinxes_Louvre_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Fragment_sphinxes_Louvre_wiki.jpg" /><br /><span style="color: #333333">※画像はウィキペディアより</span><br /><img class="mt-image-none" height="320" alt="Mayan_mask_wiki.jpg" width="306" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Mayan_mask_wiki.jpg" />　<img class="mt-image-none" height="320" alt="Tutanchamon_wiki.jpg" width="208" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/Tutanchamon_wiki.jpg" /><br /><span style="color: #333333">※画像はウィキペディアより</span><br /><br />こんなすばらしい石をいつまでも避けていてはいけない。<br />ここはひとつ、イミテーションのことは考えず「トルコ石」についてだけ考えてみるのが正解だなっと思ったしだいなのであります。<br />（イミテーションについて知りたい人は「トルコ石　イミテーション」で検索してみてね）</p><p><br />さて、トルコ石といえばどんな石を思い浮かべるかな。<br />まず色はターコイズブルーと呼ばれる澄んだ青空のような水色にクモの巣のような黒い模様が入っている石。<br />一般的にはこの印象だろうな。</p><p>この水色、濃ければ濃いほど高級とされている。<br />もちろん天然物だから同じ水色でもムラがあり、少し薄い水色がまだらのように入っている。<br />この水色は主成分である銅の色なんだけど、不純物として鉄が入ってくるとだんだん緑っぽくなってくる。　</p><p><img class="mt-image-none" height="208" alt="turquoise1_wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/turquoise1_wiki.jpg" /></p><p>緑がかったトルコ石はヒマラヤの一部地方で珍重されているんだけど、世界基準でいくと水色の方がより価値が高いとされている。</p><p>それから、クモの巣のような黒い模様。これは褐鉄鉱（かってっこう：リモナイト）でできていて「スパイダーウエーブ」とか「メイトリックス」とか「ネット」って呼ばれている。私はスパイダーウエーブがカッコイイと思うんだけど、正式名称ってないみたい。</p><p>現在、最も高級とされているトルコ石はアメリカアリゾナ州スリーピングビューティー鉱山産のもので、鮮やかな水色に細かいスパイダーウエーブがふわっと被っている感じのもの。<br />これが最高級とされているんだけれど、それはあくまでアメリカでのこと。ヨーロッパは逆でスパイダーウエーブのない方が好まれていたりする。<br />みなさんはどっちが好みかな。</p><p><br />続いてちょっと鉱物的な特徴になるんだけど、トルコ石は銅を採掘する銅鉱床から二次鉱物（にじこうぶつ）として産出する。</p><p><br /><b>二次鉱物？</b><br /><br />これまで紹介したことのない言葉なんだけど、トルコ石に限らずあるいくつかの鉱物にはたまに「二次鉱物」という説明がついている。<br />だから二次鉱物ってなに？　って思っていた人も多いんじゃないかな。</p><p>とりあえず、二次鉱物があるってことは、その前に一次鉱物があるってことで、よく見かける水晶やトルマリンなどほとんどの鉱物は一次鉱物。<br />そのなかに黄鉄鉱（おうてっこう：パイライト）や黄銅鉱（おうどうこう：チャルコパイライト）などの金属鉱物がある。この金属鉱物が長い年月、雨風（ホントはもっとヤヤコシイ）にさらされるとその成分が化学変化を起こし違う性質の鉱物になる。これが二次鉱物。<br />&nbsp;</p><p>身近なところでいうと「鉄」かな。<br /><br />鉄を野ざらしにしておくと錆びちゃうでしょ。その錆こそが鉄の二次鉱物なわけ。<br />錆のなかにはちゃんと鉄が含まれているから、そこから鉄を精錬することが出来る。<br />鉄鉱石はほとんどが錆の状態で採掘されている。純粋な鉄なんて自然界にはほとんど存在していない。</p><p>他に有名な二次鉱物というと孔雀石（くじゃくいし：マラカイト）がある。これもトルコ石と同じ銅の二次鉱物。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="malachite_wiki.jpg" width="310" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/malachite_wiki.jpg" /></p><p>鉄と違って銅はキレイな二次鉱物を作りやすいんだと思う。</p><p>マラカイトは日本でもけっこうあちこちで採集できるんだけど、日本産のトルコ石については、唯一１９９４年に栃木県で見つかったという話があるだけで、他は聞いたことがない。<br /><br />考えてみれば、産出国はどこも砂漠の多い地域だから、高温多湿の日本ではなかなか難しいのかもしれない。<br />&nbsp;</p><p>ところで、性質が変わっても二次鉱物とは呼ばない石もある。<br /><br />例えば第２９回で紹介した「桜石（さくらいし）」。この石はアイオライトがその形だけを残して溶けてしまい、そこに雲母が入り込んで置き換わった石。だからアイオライトの成分は何も残っていない。<br />こういうのは仮晶（かしょう）といって二次鉱物ではないからゴッチャにしないようにね。</p><p><br />そうそう、まだ結晶について書いてなかった。<br /><br />トルコ石は目に見えない非常に細かい結晶の塊でできいるから決まった形がない。<br />でも、希にではあるけれど肉眼サイズの結晶が発見されている。<br />&nbsp;</p><p>私もまだ写真でしか見たことがないのだけれど、その結晶はそれはもう信じられないほど美しかった。通常目にするトルコ石とはまるで違う。<br /><br />色ムラのない均一のターコイズブルー。しかも光が通る。<br />想像してみてほしい。美しくないわけがない。<br />しかし、しかしなのである。<br />その結晶は最大でも１ミリの大きさしかなかった。<br />んー、誰か人工ターコイズとして大きな結晶を作ってくれないかな。<br />天然物じゃなくても、それならばかなり嬉しいかも。</p><p><br />そういえば最近、スパイダーウエブのあるトルコ石が店頭から減ってきているような気がする。<br />ヨーロッパタイプに世間の好みが移ってきたのだろうか。<br />次はきっとヒマラヤタイプの緑のトルコ石が人気になるかもね。</p><p><br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第57回】緑柱石</title>
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    <published>2009-11-01T03:08:04Z</published>
    <updated>2009-11-25T09:29:58Z</updated>

    <summary>緑柱石（りょくちゅうせき）ですよ！　緑柱石。※画像はウィキペディアより&amp;nbsp...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>緑柱石（りょくちゅうせき）ですよ！　緑柱石。</p><p><img class="mt-image-none" height="249" alt="eme4wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/eme4wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p><a href="http://www.anahitastones.com/earth/2007/11/">第１８回</a>（すぐに見ちゃヤだよ）でちょっとだけ紹介しているんだけど、どんな石だったか憶えてる？<br />結晶が緑色をした柱状の石ってことで、見た目そのまんまが日本名になっている。<br />&nbsp;</p><p>見た目そのまんまが名前になっているってことは、ものすごく古くから知られていた証拠。<br />古代エジプト・プトレマイオス朝の女王様が愛し抜いていたといわれているくらいだから、<br />宝石としてはダイヤモンドやルビーよりよっぽど古い。世界最古の宝石、それが緑柱石なのだ。<br />&nbsp;</p><p>で、その女王様とは誰なのか。<br /><br /><br />そう、いわずと知れたクレオパトラ。古代エジプト最後の女王クレオパトラ７世。<br /><br /><br />クレオパトラといえばエメラルド、エメラルドといえばクレオパトラなのです。<br />というわけで緑柱石とはエメラルドのこと。エメラルドの結晶を見て<br />そのままつけた名前が緑柱石だったのです。</p><p><img class="mt-image-none" height="240" alt="eme3wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/eme3wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />&nbsp;</p><p>エメラルドはクレオパトラが愛して愛して愛し抜いたといわれている宝石。<br />エメラルドを採掘するために自分専用の鉱山を持っていたという伝説も<br />あるくらいクレオパトラとは切っても切り離せない。<br /><br />だからエメラルドは宝石の女王と呼ばれているんだね。<br /><br /><br />しかも、伝説は伝説でなかった。<br /><br />そのクレオパトラ鉱山跡が数年前に見つかったのです。<br /><br />今では地中海沿岸の遺跡から発見されるエメラルドのほとんどが<br />この鉱山から採掘されたものと考えられています。</p><p><br /><br />世界三大美女のひとりクレオパトラ。<br /><br /><br />エメラルドを身につければ、また一歩、世界三大美女に近づけるかも。　</p><p><br />さて、そのエメラルド。現在もっとも美しいといわれているものはコロンビアのムゾー鉱山から採掘されたもの。<br /><br /><br /><b>ムゾー　イコール　一級品　、一級品　イコール　ムゾー。</b><br /><br /><br />これがもう固定されてしまっている。<br />コロンビア産ではなく「コロンビアのムゾー鉱山産」であることがポイント。</p><p>ところで、ダイヤモンドには世界的なシンジケートが存在していて、そのせいで価格が安定しているんだけど、コロンビア産のエメラルドにもそれが存在している。<br /><br />もちろんコロンビアですからね。エメラルドと命どっちが大切？　っていうシンジケートらしいですけど。<br />そのエメラルドシンジケートを描いた興味深い映画があるんですよ。<br /><br /><a href="http://www.movienet.co.jp/movie/opus01/emeraldcowboy/">エメラルドカウボーイ</a>　　機会があったらぜひ。　お勧めです。</p><p><br />話を戻して。<br /><br />エメラルドは鉱物的にはベリルという石のグループに属している。<br />無色透明、六方晶系に分類される六角柱状の結晶。<br />科学的なところで、原子番号４番のベリリウムはこのベリルから初めて発見されたことでその名前がついた。<br />「スイヘーリーベ」の「ベ」のところね。</p><p><img class="mt-image-none" height="212" alt="gosh1wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/gosh1wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>本来、無色のベリルにクロム、もしくはバナジウムが入り込み緑に発色したものがエメラルド。</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 170px; height: 218px" height="301" alt="eme1wiki.jpg" width="211" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/eme1wiki.jpg" />　<img class="mt-image-none" height="218" alt="eme2wiki.jpg" width="213" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/eme2wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br />&nbsp;</p><p>このエメラルド独特の緑にはホントにウットリする。</p><p><br />エメラルドは買おうと思ったら本当に高い。<br />ヘタをするとダイヤモンドなんて目じゃないくらい高いから、なかなか宝石として買うことなんてできない。<br />でも、原石ならばグッと身近になる。もちろん高いことは高いけど、宝石に比べれば高品質のものが遙かに安く手に入る。<br />石好きならば原石でもつこともアリだと思うよ。<br />「んー、これがカットされたらン百万になるのか」なんて思うのは野暮だけどね。思っちゃうけどね。</p><p><img class="mt-image-none" height="237" alt="eme7.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/eme7.jpg" /><br />&nbsp;</p><p>それからエメラルドはあまりの美しさから合成品もたくさん造られている。<br />いくらエメラルドとはいっても合成品はちょっと遠慮したいよね。<br /><br />そこで、天然と合成の簡単な見分け方を知っておくといいよ。</p><p><br />最も簡単な見分け方として、合成品にはひとつ特徴がある。<br /><br />それは、キレイ過ぎるということ。　<br /><br /><br />合成品は合成なんだからきわめて純粋なエメラルド。<br />そこが見分けるポイント。<br /><br />天然物は天然であるがゆえに、クラックや内包物などインクルージョンがたくさん入っている。<br />他の石に比べてもエメラルドはとくに多い。<br /><br />それが天然の証。</p><p><img class="mt-image-none" height="234" alt="ring-eme.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/ring-eme.jpg" /></p><p>この写真はカミさんの母上のエメラルドリング。ちょっと光の関係で色が飛んじゃっているけど、<br />たくさんのクラックが見えると思う。<br /><br />もちろん購入したときはこんなにクラックはなかったって母上はいっている。<br />でもそれはクラックを隠したり結晶の強度を高めるために、樹脂やオイルを<br />しみ込ませる浸含処理（しんがんしょり）が施されていたから。</p><p><br />すでに何十年も経っているためそれらが蒸発してボロボロっていえば<br />ボロボロなんだけど、エメラルドはこのくらいのキズがあって当たり前と思っていてもいいかもしれない。<br /><br /><br />でも、はじめからこんなにキズだらけじゃ誰も買ってくれないよね。<br />それではエメラルドにとっても不幸なことこの上ない。<br /><br /><br />だから今でも宝石店で売られているエメラルドは必ず浸含処理というお化粧が施されている。<br />ある意味、エメラルドの素顔は原石でしか見られないってことかな。　</p><p><br />エメラルドも石によって色合いが全部違う。<br />たくさんの石を見てぜひ自分専用のエメラルドを見つけてください。</p><p><br />古代ローマでは、目が疲れたりするとエメラルドをじっと見つめて疲れを癒していたそうだ。<br />自然の森や緑を見ると誰もが心癒されるように、緑にはそのような力があるのだろう。<br />エメラルドにもきっと同じ力があるにちがいない。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>------------------------------------------------------<br />エメラルド以外のベリルは次のとおり。<br />石選びの参考にしてね。</p><p><b>・モルガナイト</b><br />　ピンクのベリル。色の原因はマンガン。<br />　そのパステル系の色がとってもかわいい。</p><p><img class="mt-image-none" height="262" alt="morgawiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/morgawiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p><br /><b>・へリオドール</b><br />　黄色のベリル。色の原因は鉄。<br />　黄色が濃くなるとゴールデンベリルと呼び名が変わる。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="heliowiki.jpg" width="269" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/heliowiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br /><br /><b>・アクアマリン</b><br />　水色のベリル。色の原因は鉄。<br />　エメラルドと並び宝石としてカットされている。<br />　発色原因がヘリオドールと同じ鉄なのに、なぜ黄色になったり水色になったりするのだろう。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="aquawiki.jpg" width="228" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/aquawiki.jpg" /></p><p><br /><b>・レッドベリル</b><br />　真っ赤なベリル。色の原因はマンガン。<br />　一時期、レッドエメラルドとして宝石店に並んでいたことがある。<br />　でもレッドエメラルドじゃねえ、言葉的に「赤緑」だからねえ。レッドベリルで正解。<br />　ビクスバイトと呼ばれることもあるけれど、レッドベリルの方が一般的。</p><p><img class="mt-image-none" height="221" alt="redwiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/redwiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br /><br /><b>・ゴシュナイト</b><br />　無色のベリル。<br />　無色ですら名前がついている。だからベリルという名前がなかなかメジャーにならないんだ。</p><p><img class="mt-image-none" height="221" alt="gosh2wiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/gosh2wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br />エメラルドをはじめ、モルガナイト、ヘリオドール、アクアマリン、レッドベリル、ゴシュナイトはすべて宝石名。だから正式名称ではない。<br />正式名称はすべてベリル。日本では緑柱石。<br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第56回】アパタイト</title>
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    <published>2009-10-01T01:51:34Z</published>
    <updated>2009-10-07T05:38:58Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;&nbsp;&nbsp; 　 （※画像はすべてウィキペディアより）「...]]></summary>
    <author>
        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apabwiki.jpg"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><img class="mt-image-none" height="132" alt="apabwiki.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/assets_c/2009/10/apabwiki-thumb-200x132-938.jpg" />&nbsp;&nbsp;&nbsp; <img class="mt-image-none" height="145" alt="apaawiki.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/assets_c/2009/10/apaawiki-thumb-200x145-936.jpg" /></span><br /><br /></a><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apadwiki.jpg"><img class="mt-image-none" height="133" alt="apadwiki.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/assets_c/2009/10/apadwiki-thumb-200x133-942.jpg" /></a>　<a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apacwiki.jpg"> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><img class="mt-image-none" height="133" alt="apacwiki.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/assets_c/2009/10/apacwiki-thumb-200x133-940.jpg" /></span></a><br />（※画像はすべてウィキペディアより）<br /><br />「芸能人は歯が命」<br />って、コマーシャルがあったの憶えてます？<br />もう１０年以上前なんですけど。<a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apaawiki.jpg">&nbsp;</a></p><p>それ、アパタイト入りの歯磨き粉のコマーシャルだったんですけど、その時初めて知ったのです。<br /><br /><br />アパタイトって名前。<br />&nbsp;</p><p>だから私の中でアパタイトは「歯に良い」とか「歯磨き粉」っていうイメージしかなかったのです。<br />同じく「歯に良い」っていうキシリトールと同じイメージ。<br />で、鉱物採集をするようになって初めて知ったのですよ。</p><p>キシリトールって鉱物名だったんですねえ。<br /><br />あ、ちがった。<br />アパタイトって鉱物名だったんですねえ。<br /><br />今は大丈夫。ちゃんと鉱物として認識しております。<br />それでも、アパタイトと聞くと未だに「歯が命ぃぃー」ってフレーズが頭の中を回ってしまうのだけど。<br />&nbsp;</p><p>おっとっと、いつまでも歯磨きにこだわってちゃダメだね。アパタイトです、アパタイト。<br />日本名は燐灰石（りんかいせき）。<br />リンとカルシウムを主成分とした、六角柱または六角板状に結晶する六方晶系の結晶。</p><p><br /><span style="color: #333333">※　六方晶系（ろっぽうしょうけい）。前回紹介した結晶系（結晶の種類）のひとつ。<br />　　六方晶系ならば結晶の断面は六角形になる。<br />　　じゃあ逆に断面が六角形だったら六方晶系かというと、必ずしもそうとは限らないってところがメンドクサイ。</span></p><p><br />アパタイトには大きく分けて４種類あって、一般的にいうアパタイトは<br />フローアパタイト（フッ素燐灰石：ふっそりんかいせき）。<br /><br />フッ素が入っていると「フロー」とつくんだよね。<br /><br />フルオロアパタイトって書いてある本もあるんだけど、これは発音だけの違い。<br />どっちでもいいんだけど同じフッ素を主成分としている蛍石（ほたるいし：フローライト）がフローなんだから、私はフローっていう方が好きだな。<br />&nbsp;</p><p>基本は無色透明だけど、リンとカルシウムの一部が他の元素に置き換わることによって、多くの色を持っている。<br /><br /><br />もっとも美しいといわれているのは黄緑色のスペイン産アパタイトで別名アスパラガスストーン。<br />この石はアパタイトの中でもっとも希少性が高い。</p><p><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apabwiki.jpg"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><img class="mt-image-none" height="309" alt="1aspa.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/1aspa.jpg" /></span></a></p><p>ブルーアパタイトも人気が高い。</p><p><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apabwiki.jpg"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><img class="mt-image-none" height="300" alt="3apa.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/3apa.jpg" /></span></a></p><p>他に赤や黒などたくさんあるけれど、この２つのアパタイトは十分宝石になりうる美しさを持っている。<br />ざんねんながら硬度が５しかないため宝石にはむかないけど、たまにカットして売っているマニアックな宝石店もあるよ。</p><p><br />さて、次の写真を見てください。</p><p><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/apabwiki.jpg"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span></a></p><p>&nbsp;</p><p>形もいいし透明だしキレイでしょう。大きさは１センチくらい。さらに写真では色がわからないんだけど、若干緑なんだよね。<br />もっと緑が濃くなるとモロキサイトという別名がついてくる。</p><p>このアパタイト、栃木県今市市産なんですよ。<br />えー、自分で採集したんじゃなくて石友にもらったヤツなんですけどね。<br />その石友は自分で採集したっていってたから、きっとこれよりも数倍いいヤツを採集しているに違いない。</p><p><br />お終いにひとつ確認。<br /><br />えー、いくらアパタイトが歯に良いからといって、このフローアパタイトで歯を磨いても歯がキレイになったり丈夫になったりしませんからね。ご注意ください。<br /><br /><br />歯磨き粉に入っているアパタイトは水酸燐灰石（すいさんりんかいせき：ハイドロキシアパタイト）で、別の種類のアパタイト。<br /><br />たぶんどこにも売ってません。でも、これが歯や骨の主成分なのです。<br />どこにも売っていないけど、ひとりひとりみんなが持っています。</p><p><br /><br />今回インターネットでアパタイトを検索してみたら、アパタイトを取りあげているほとんどのホームページで「芸能人は～」って書いてあるんだよね。<br />どんだけインパクト強かったんだ？　あのＣＭ。</p><p><br /><br />------------------------------------------------------<br />突然ですが、引っ越しします。<br />８年間住んだ富山県を離れ神奈川県海老名市に行きます。<br />いつもお世話になっている高岡イオン店の杉田竜次店長に報告に行ったところ、彼も新しくオープンする<a href="http://www.anahitastones.com/shop/details/000388.html">福井エルパ店</a>に移動すると聞いてビックリ。<br /><br />お互いに富山県から離れるということで一瞬しんみりとしちゃいました。<br /><br />でも大丈夫。<br /><br />杉田店長はさわやか好青年だから、すぐにお客さんがたくさん来てくれると思います。<br /><br />私たちも新天地（といってもカミさんの実家ですが）で新しい生活を楽しみます。<br />神奈川県というと平塚とか相模大野やイオン大和にもkarasade・アナヒータストーンズがあるんですよね。<br />これからはそちらに顔を出しますのでよろしくお願いいたします。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" height="300" alt="2apa.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/2apa.jpg" /></p>]]>
        
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    <title>【第55回】アラゴナイト</title>
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    <published>2009-09-01T05:31:32Z</published>
    <updated>2009-09-01T00:17:26Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;&nbsp;&nbsp;※画像はウィキペディアより９月の守護石といわ...]]></summary>
    <author>
        <name>アナヒータ</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.anahitastones.com/earth/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline">&nbsp;</span><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><img class="mt-image-none" style="width: 330px; height: 266px" height="358" alt="55aragonite1wiki.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/55aragonite1wiki.jpg" /><br />&nbsp;</span>※画像はウィキペディアより<br /><br />９月の守護石といわれている霰石（あられいし：アラゴナイト）のファンは多いよね。<br />六角形の柱状結晶が何本も放射状に伸びている結晶は、いかにもアラゴナイトって感じでとてもかわいい。</p><p>アラゴナイトの色っていうとビーズアクセサリーをやっている人は<br />ハニーイエローを思い浮かべることが多いと思う。<br /><br />でも、純粋なアラゴナイトはまったくの無色。宝石質のものだとまったくの無色透明なものもある。</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 337px; height: 227px" height="266" alt="55aragonite-cutwiki.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/55aragonite-cutwiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>確かにキレイ。キレイですけどここまで無色透明だと、<br />別にアラゴナイトでなくてもいいんじゃない？　<br />って思っちゃったりして。<br /><br /><br />やっぱりアラゴナイトはハニーイエローとか、一番上の写真のような赤褐色が<br />標準って感じがするなあ。それがアラゴナイトの個性だと思ったりしているんだ。</p><p><br /><b>さて、どちらかというと手に入りやすいこの石には大きな２つの秘密がある。<br /><br /></b><br />今回はそれを紹介して見たいと思います。　が、その前にもう少しアラゴナイトの詳細について。　</p><p>アラゴナイトの主産地はスペインのアラゴン州。そのまんまその地名から名前がつけられた。<br />日本名の霰石は日本で最初に発見されたとき、小さくてコロッとした形だったことから、<br />霰に似ているという意味で、こちらもまたそのまんま命名された。</p><p>赤褐色の原因は微量に含まれる鉄。これの含有量によって<br />ハニーイエローになったり赤褐色になったりしている。<br />中には鉄でない別の元素が入り込んでブルーになったものもある。</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 345px; height: 230px" height="300" alt="55agonite2wiki.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/55agonite2wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p>このブルーは涼しげで気持ちいいです。<br /><br />この写真のアラゴナイトは結晶ではなく塊だけど、これはゆっくり沈殿してできたと考えられる。<br />だから一色にならずメノウやインカローズのように縞模様になっている霰石もある。<br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 331px; height: 224px" height="281" alt="55aragonite3wiki.jpg" width="400" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/55aragonite3wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p><br />さて、それでは秘密ってのをいってみましょうか。</p><p>まず、ひとつめ。<br />これは、<a target="_blank" href="http://www.anahitastones.com/earth/2007/05/6.html">第６回の記事</a>でもちょっと紹介しているから、知っている人も多いかな。<br />それはアラゴナイトは炭酸カルシウムという成分からできていること。<br />&nbsp;</p><p>先にも書いたように日本では最初に鍾乳洞で見つかっている。<br />鍾乳洞はその全体が炭酸カルシウムでできている洞窟のこと。<br /><br /><br />そう、上から下からにょきにょきはえている<b>鍾乳石とアラゴナイトは同じ石なのだ。<br /></b><br /><br />炭酸カルシウムが沈殿して固まっていくと鍾乳石。結晶になるとアラゴナイト。<br />そういう関係がある。鍾乳洞でアラゴナイトが発見されたのは当然といえば当然だ。</p><p><br />さらに、炭酸カルシウムでできている石は鍾乳石の他にもたくさんある。<br /><br />有名どころは真珠、珊瑚、大理石。<br /><br />そしてなんといってもカルサイト（方解石：ほうかいせき）も同じ炭酸カルシウムでできている。</p><p><br />カルサイトも結晶ならアラゴナイトも結晶。<br />両方とも同じ石にしたらいいじゃないかと思われるかもしれないけれど、鉱物的にはしっかり区別されている。</p><p><br />じゃあ、どこが違うのかというと、結晶の種類が違うのだ。<br /><br /><br />結晶とはその石を造っている成分の分子が規則正しく並んでいる状態。<br />その並び方を結晶系といって大きく６つに分類されている。<br />　<br />そのなかでカルサイトは六方晶系（ろっぽうしょうけい）という結晶の種類になる。<span style="font-size: xx-small"><br />（※正確には三方晶系なんですけど、ややこしくなるんで気にしないでください）</span><br />これは結晶の断面が六角形になりやすい結晶で、水晶も同じ種類の結晶。<br />&nbsp;</p><p>一方、アラゴナイトは斜方晶系（しゃほうしょうけい）という種類の結晶になっている。<br />この結晶は断面が平行四辺形になりやすい。トパーズが同じ斜方晶系。</p><p>そう、カルサイトとアラゴナイトの違いはこの結晶系の違いしかないのだ！</p><p><br />そして、<b>結晶つながりで２つめの秘密。</b></p><p>ちょっと写真を見てください。</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 311px; height: 368px" height="400" alt="55aragonite4wiki.jpg" width="337" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/55aragonite4wiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p><br />これはアラゴナイトの結晶。<br /><br />どう見ても断面が六角形でしょ。<br /><br />「六角形なら六方晶系だろ。アラゴナイトは斜方晶系だから<br />平行四辺形になるっていうのと矛盾してるじゃないか」と、思いませんでした？　思ったでしょ。<br /><br /><b>そう、そこにこそ２つめの秘密があるのです。</b></p><p><br />実はこの六角形、平行四辺形が３つくっついて六角形の形になっているのです。<br />どういうことかわかりにくいと思うので、図を描いてみました。</p><p><img class="mt-image-none" height="233" alt="kessyou1.jpg" width="500" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/kessyou1.jpg" /></p><p>左図が斜方晶系の単結晶。しっかり平行四辺形。<br />中図は単結晶が３つくっついているところ。<br />右図が六角形になったところ。</p><p><br />こんな感じなんです。<br /><br />このように平行四辺形の結晶が３つくっついて六角形になっている場合、こ<br />の状態を<b>疑似六方（ぎじろっぽう）</b>と呼んでいます。</p><p>そこでです。<br />結晶が３つくっついているというところに注目して欲しいのです。<br />&nbsp;</p><p>これまでにもある決まり事を持って結晶が２つくっついているものを双晶（そうしょう）と呼んで、<br />さんざん<b>「めずらしい」</b>っていってきたじゃないですか。</p><p>この結晶は六角形になるという決まり事を持って３つの結晶がくっついているんです。<br />３つ子の双晶なのです！<br />このような双晶を三連双晶と呼んでいます。</p><p><br />どうです？　アラゴナイト。　なかなかすごいヤツでしょう。<br /><br /><br /><b>アラゴナイトの結晶を見かけたら、手にとって必ず確認してください。</b><br />断面に３つの平行四辺形がくっついた跡の見える結晶が確実にあります。</p><p><br />おしまいにひとつ。日本でもっとも有名なアラゴナイトの産地。<br />それは石川県珠洲（すず）市。能登半島の先端近く、富山湾側にある<br />この市の海岸にアラゴナイトが産出します。<br /><br />海岸に打ち上げられるのではなく、波打ち際の岩壁にアラゴナイトが結晶で含まれているのです。<br />しかも、紫のアラゴナイト。写真でしか見たことないけど、すんごくキレイだった。<br /><br /><a href="http://www.anahitastones.com/earth/images/55koiji.jpg"><img class="mt-image-none" height="150" alt="55koiji.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/assets_c/2009/08/55koiji-thumb-200x150-913.jpg" /></a><br />ちなみにその海岸の名前は恋路海岸。<br /><br /><br />海岸名すらロマンチックだー。<br />&nbsp;</p>]]>
        
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    <title>【第54回】双晶を求めて採集に行こう</title>
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    <published>2009-08-01T06:39:23Z</published>
    <updated>2009-08-03T03:00:24Z</updated>

    <summary>皆既日食という夏休み最初のビッグイベント。みなさんご覧になられましたか。私たちの...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
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        <![CDATA[<p>皆既日食という夏休み最初のビッグイベント。みなさんご覧になられましたか。<br /><br /><br />私たちの住んでいる富山県では約７０パーセント太陽が隠れただけでしたが、それでも十分楽しめました。<br /><br /><br />次は２６年後の２０３５年っていってますけど、それよりも早い２０１２年５月２１日には金環食（きんかんしょく：金環日食ともいう）があります。<br />金環食とは皆既日食と基本は同じなんですけど、月の方が太陽より若干小さい。それで月が太陽を隠しきれず、まるで金の結婚指輪を横から見たように太陽の輪郭だけが残される現象。</p><p><img class="mt-image-none" height="260" alt="54kinkanwiki.jpg" width="256" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54kinkanwiki.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより</p><p>２０１２年はわずか３年後。日本列島をほぼ縦断しますから、ぜひお見逃しなく。</p><p><br />さて、８月になって夏休み本番。<br /><br />採集にも力が入るぞ！　っていいたいところなんだけど、今年は春にカミさんが靱帯を痛めちゃったから、ほとんど採集に行けてないんですよ。<br />&nbsp;</p><p>まともに採集に行った最後がゴールデンウイーク。岐阜県中津川市ちんの峠の煙水晶。<br />その後もちょっと良くなったかなーって思ったところで近場の産地には行っていたんだけど、その都度ちょっと悪化していまだに完治していない。<br /><br />靱帯を傷つけたときの最良の治療法は「動かさないこと」なんですって。<br /><br />まあね、わかっているんですよ。採集に行くから治らないんだって。でも、ガマンできなかったんだもん。<br />「しょうがねーなー」って笑ってくださいませ。<br /><br />&nbsp;</p><p>それでも、ちんの峠では私たちにとって大きな収穫があったのだ。自分のブログでもちょっと書いたんだけど、今まで持っていなかった双晶を見つけたのですよ。</p><p><img class="mt-image-none" height="320" alt="54dfi1.jpg" width="242" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54dfi1.jpg" /><br />ドフィーネ式双晶。</p><p>一見してたんなる煙水晶。<br />でも、これが双晶だったんですよ。</p><p>普通、双晶っていうと日本式双晶とかエステレル式双晶のハート形を思い浮かべるでしょ。</p><p><img class="mt-image-none" height="150" alt="54Jpn1.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54Jpn1.jpg" />　　<img class="mt-image-none" height="154" alt="54Este1.jpg" width="200" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54Este1.jpg" /><br /><br />でも、双晶ってそれだけじゃなかったのです。もう一度ドフィーネ式双晶の写真を見てください。<br /><br />柱面の右上に三角形の面があるでしょ。ちょっと光っている面。<br /><br />パワーストーンではこういうのをマスタークリスタルっていうよね。<br /><br /><br />鉱物的にはこれが右側にあったら「右水晶」、左にあったら「左水晶」と呼ぶんだけど、普通この面は一面おきに現れる面。<br /><br /><br />ところがよく見ると、小さいけど隣の面にもあるんですよ。右隣にも左隣にもある。<br /><br />これは１つの結晶中心軸を２つの水晶が共有している証。<br />んー、なんか難しいな。ひとつの水晶に別の水晶が憑依している感じ？<br />とにかく、紛れもない双晶の証拠なんです。<br />&nbsp;</p><p>あーっ、そこのあなた。<br />「日本式に比べて地味！」　なんていっちゃヤダ。</p><p>まず、この面自体がなかなか現れない珍しい面なんだから。<br />それが六面全部にあるんだから十分貴重でしょ、でしょ、でしょ！</p><p>さあ、みなさん。自分の持っている水晶を調べてみてください。<br />双晶があるかもしれませんよ。</p><p>　<br />というわけで、この双晶を採集したちんの峠、夏休みのイベントのひとつとして水晶採集に出かけてみてはどうでしょう。<br />岐阜県だから中部地方に住んでいる人じゃないと簡単にっていうわけにいかないけど、機会を作ってでもいってみる価値はありです。<br />&nbsp;</p><p>今、自分の立っている足元から出てくる水晶。石ってキレイなだけでなく４６億年にもわたる地球の記憶の断片なんだってこと。そして私たちもその一部であるってことが実感できます。<br /><br /><br />でも、<b>ひとつだけ注意。<br /></b>山は多かれ少なかれ必ず危険が潜んでいます。忘れずそれなりの服装をして行きましょう。<br />そして絶対に一人で行ってはいけません。<br />万が一何かあったとき、一人ではどうしようもなくなっちゃいますからね。<br /><br />&nbsp;</p><p>だからこそ、ちんの峠がお勧め。なぜなら大勢の人が来ているから。<br /><br />ゴールデンウイークに行ったとき、家族連れでいっぱいだった。<br />どのくらいいっぱいだったかというと、たこ焼きの屋台を出したら大もうけできそうなくらいいっぱいだった。<br />人が多いってことは「安心」なんです。安全でなく安心。もし何かあったとき助けてくれる人が大勢いるってことですから。<br /><br />こんなに賑やかな産地はちんの峠以外私はほとんど知らない。</p><p><img class="mt-image-none" height="211" alt="54Chin.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54Chin.jpg" /></p><p>ところで、山は行けないけど海なら行くって人もいると思う。<br />砂浜はちょっと期待できないけど、砂利浜なら必ずといっていいほどメノウあたりは見つけられる。<br />海岸の石は波でもまれてツルツルになっているから、まるで絵画のようなしのぶ石（デンドライト）も見つかると思う。</p><p><img class="mt-image-none" height="205" alt="54sinobuwiki.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/54sinobuwiki.jpg" /><br />しのぶ石　※画像はウィキペディアより</p><p>写真は植物の化石ではありません。鉱物がしみ込んだ跡です。<br />これが石英に入っていたりするんです。それがピカピカに磨かれて海岸に落ちているなんて山ではあり得ません。海の特権です。</p><p><br />それでは皆様、ステキな石をお供に楽しい夏をお過ごしください。<br />私たちも靱帯のことは忘れて採集を楽しんできます（笑　&hellip;&hellip;いごとじゃない？）</p>]]>
        
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    <title>【第53回】岩絵の具</title>
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    <published>2009-06-30T23:51:14Z</published>
    <updated>2009-07-06T02:07:54Z</updated>

    <summary>サッカーワールドカップ南アフリカ大会に日本代表が出場を決めましたねー。気持ちのい...</summary>
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        <name>アナヒータ</name>
        
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        <![CDATA[<p>サッカーワールドカップ南アフリカ大会に日本代表が出場を決めましたねー。<br />気持ちのいい７月をむかえることができました。みなさんはどうですか？　<br />もう来年が待ち遠しくてしかたがありません。</p><p>ところで、自分の使っているパソコンの画面の色がおかしいことに気づいたのです。<br />自分のホームページにいろいろ写真をアップしてたんですよ。<br />で、他のパソコンではどういうふうに見えているのかな？　って思って、初めて他人んちのパソコンで見てみたんです。<br /><br />そしたらなんと色が変。黒く映っちゃってる。<br /><br />さらに別のパソコンで見ても同じ。なんだか変な色。<br /><br />「あれ？　みんなのパソコン、色が変！」<br /><br /><br />とは、さすがに思わなかったですよ。あきらかに変なのは自分のパソコン。<br />今はもう調整したんでたぶん大丈夫ですけど、ホント、３年以上使っていて今さらですよ。</p><p>そこで、前々回（ラズライトとラズライトとアズライトの回）でのことなんですけど、憶えてますか？<br />その昔、鉱物を砕いて岩絵の具にし絵を描いていた。青にもいろいろ種類があって、なかでも有名なのがこの３つの鉱物だったという話。<br /><br />瑠璃（るり）と群青（ぐんじょう）と紺青（こんじょう）の色を「ちょっとピントこないね」なんて書いていたのを。<br />そうなんですよ。ピンとこなかったのはもしかして私だけだった可能性が高いのです。</p><p>　瑠璃（青金石：ラピスラズリ）<br /><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Ruri.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Ruri.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />　群青（藍銅鉱：アズライト）<br /><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Gunjo.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Gunjo.jpg" /><br />※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />　紺青（天藍石：ラズライト）<br /><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Konjo.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Konjo.jpg" /><br />&nbsp;※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p>（正しい色合いになったであろうパソコンの画面で）見直してみたところ、けっこうしっくりきているじゃないですか。やはり私のパソコンがおかしかったのです。みなさま大変失礼いたしました。</p><p>というわけで今回は色が直った記念。<br />青以外の色はどんな鉱物が顔料として使われているのか！　を紹介してみたいと思います。</p><p>赤<br />・シナバー（辰砂：しんしゃ）<br />赤の顔料としてもっともメジャーなのではなかろうか。<br />この色が「朱（しゅ）」色。<br />　　<br /><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Shu.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Shu.jpg" /><br />朱色　　　※画像はウィキペディアより<br /><br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" style="width: 239px; height: 247px" height="311" alt="53cinnabar1.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53cinnabar1.jpg" /><img class="mt-image-none" style="width: 279px; height: 246px" height="240" alt="53cinnabar2.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53cinnabar2.jpg" /><br />シナバー　　　　※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p><br /><br />化学名は赤色硫化水銀&hellip;&hellip;。せ、赤色りゅうか&hellip;&hellip;すいぎん？<br />だめだ。化学名を書くとなんだかいろいろ台無しだ。</p><p>　<br />・ヘマタイト（赤鉄鉱：せきてっこう）<br />ぜんぜん赤くないんだけど、ザラザラしたタイルなんかに擦りつけてみると一目瞭然。<br />その擦りつけた跡のことを条痕（じょうこん）っていって、それがその鉱物本来の色。ヘマタイトは赤なんだ。<br />そしてこの色が「弁柄（べんがら）」。なんか聞いたことない？</p><p><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Bengara.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Bengara.jpg" /><br />弁柄色　　　※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" height="225" alt="53Hema.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Hema.jpg" /><br />ヘマタイト　　　※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p><br />緑<br />続いて緑。<br />この色の鉱物は調べたんだけど、ひとつしか見つからなかった。<br />・マラカイト（孔雀石：くじゃくいし）<br />色の名前は「緑青（ろくしょう）」。<br />これも聞いたことあるでしょ。</p><p><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Rokusho.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Rokusho.jpg" /><br />緑青色　　　※画像はウィキペディアより<br /><br /><br /><br /><img class="mt-image-none" height="320" alt="53malachite.jpg" width="310" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53malachite.jpg" /><br />マラカイト　　※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p><br />黄<br />・カドミウムイエロー。<br />硫カドミウム鉱<br />この顔料は色が綺麗な上に丈夫だから、多くの画家に愛用されていたんだけれども、カドミウムが有毒であることから、日本以外の国では製造が中止されている。<br />日本製でないカドミウムイエローは本来の色とはちょっと違うそうだ。</p><p><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Cdyellow.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Cdyellow.jpg" /><br />カドミウムイエロー　　※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />&nbsp;</p><p><img class="mt-image-none" height="251" alt="53Cd1.jpg" width="320" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Cd1.jpg" /><br />硫カドミウム鉱　　※画像はウィキペディアより<br />&nbsp;</p><p><br />白<br />・鉛白（えんぱく）<br />最も多く使われている白色顔料ではあるのだけれど鉱物としての写真がなかった。まあ、鉛に酢酸をかけて作る、どちらかというと人工物だから、ないのは当然か。<br />鉛白は古代から使用されていて、日本でも室町時代までは「おしろい」として使われていた。毒性があり江戸時代には貝殻で作った「胡粉（ごふん）」が使われるようになり、明治時代に禁止になった。現代では油彩用顔料としてのみ使われている。</p><p><img class="mt-image-none" height="40" alt="53Enpaku.jpg" width="240" src="http://www.anahitastones.com/earth/images/53Enpaku.jpg" /><br />鉛白色　　　　※画像はウィキペディアより<br /><br /><br />白だからわからないよね。</p><p><br />以上、他にもまだあるんですが、わかりやすいものだけをピックアップしてみました。</p><p>さて、今回は顔料について調べてみたんだけど、知らないことだらけでした。顔料って水に溶けない着色原料の総称なんですね。<br /><br /><br />で、水に溶けるものが染料。染料は衣類を染めたりするときに使う、藍染めとかの原料のことだよね。<br /><br />この顔料と染料にはそれぞれ長所と短所があって、顔料、とくに鉱物を砕いて作った岩絵の具の方は「紫外線や環境の変化に強い」が「色がパステル調で淡い」。<br />それに対し染料の方は「紫外線や環境の変化に弱い」けれど「ビビットな色を出せる」。<br />それぞれが特長を生かした使い方をされていることに今回あらためて感動したのでありました。<br /><br />ところで染料の藍（あい）なんですけど、藍って日本独特の色でヨーロッパでは過去にHiroshigeって呼ばれていたんです。ヒロシゲって浮世絵の初代広重のこと。<br /><br /><br />ヨーロッパでジャパンブルーといえばHiroshige。藍なんですよね。現代ではインディゴの方が名前としてはメジャーになっていますけど。<br /><br /><br />そこで、ちょっと思い出してください。サッカー日本代表のユニホーム。<br />あれ青でしょ。<br />何で青なんだろ？　って思ったりしてませんでした？　私は思ってました。日本は日の丸カラーじゃないのかって。<br />実はあの色、青じゃなくて藍なんです。Hiroshigeだったんですよ。<br />ジャパンブルーっていってるじゃないですか。まさしく日本を表していたんです。</p><p>さあ、来年はサッカーワールドカップ南アフリカ大会。<br />伝統の色をまとって戦う日本代表をみんなで応援しようじゃありませんか！！</p><p>　<br />&nbsp;</p>]]>
        
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